岡崎市 老舗石屋㈱杉田石材店のブログ
石灯篭(とうろう)庭園・神社用など石製品の製造販売

【創業190余年の老舗石屋】国内最大級の在庫展示数 石灯篭(とうろう)水鉢など庭用石製品をはじめ、石製品全般取り扱っております。本格こだわりの手作り石灯篭(とうろう)をお探しの方は実際に見比べてください。工場では職人の制作風景もご覧いただけます。~心のかよう石づくり~をめざし見る人の心が豊かになるよう心を込めて造っております。これからも技術を絶え間なく積み重ねてまいります。当ブログでは石彫刻品 記念碑 石像 モニュメント等の製作過程や設置事例をはじめ石屋の日々をお伝えしております。

石灯篭には輸入品と国産品があります。

輸入品は現地の石を使い、現地の職人が作ります。
国産品は日本の石を使い、日本の職人が作ります。

【造りの違い】
国産品の場合にはノミで仕上げる部分を
輸入品は機械で仕上げたり、細部の仕上げ加工の簡略化などにより、安価にご提供できます。しかし、形は原型から少し離れてしまい、輸入品独特のバランスと直線的なラインになります。また、製作段階でできる切込み跡が残っていたりします。

ノミ仕上げと比較すると、輸入品の仕上げは苔がつきにくく
年数が経過しても落ち着いた雰囲気がでにくいです。
灯篭比較値段違い
国産仕上げの良さについては
弊社Webサイトにてご紹介しております。
↓    ↓    ↓
http://www.sugitasekizai.jp/kokusan.html

岬灯篭の場合、玉のデザインが簡略化され
異なるデザインになっています。
機械で削って形を作っている輸入品と、
凹凸のあるノミの石肌でありながら形を作った国産品。
灯篭比較外国製品と国産
笠の形
外国産は肉厚で丸い為、蕨手が小さめです。
灯篭比較外国製品と国産
蕨手(わらびて)の違い
外国産の笠と蕨手のつなぎ目は
くっきりとした跡が残っており直線的です。
灯篭比較外国製品と国産
火袋の形と火口の仕上げ具合
外国産は円柱状の火袋です。
火口(窓)の角の仕上げは完全ではありません。
灯篭比較外国製品と国産
弊社で製作した岬灯篭
全体のバランスを考慮し作り上げます。
岬灯篭 桂離宮の置き灯篭 製造販売
外国製の岬灯篭 
外国産岬灯篭
ご予算や設置場所に応じて、お選びいただけます。(N)






勧修寺灯篭は、長方形の大きな笠が特徴で、
他のパーツも四角形というモダンな灯篭です。
勧修寺灯篭|杉田石材店
一般的には雪見灯篭に区分されますが、
柱と台座もあり、小さくても立灯篭のような構成です。

柱に穴をあけて、変化を付けることで
軽やかなデザインの灯篭になっています。
勧修寺灯篭|柱のくり抜き穴
本歌(灯篭のオリジナル原型)は
京都の勧修寺にあります。
水戸黄門(水戸光圀)の寄進で、
「京都へ来られたら必ず見て通ろう(とうろう)」
と言われたそうです。
勧修寺灯篭|杉田石材店
目を引くのは、伸びやかな曲線の笠です。
この笠の印象で、灯篭全体の見え方も変わります。
勧修寺灯篭|笠
勧修寺灯篭|杉田石材店
笠の曲線の異なる勧修寺を並べてみました。

左(韓国製) 右(岡崎産)
勧修寺灯篭の比較(韓国製と国産)
同じ笠幅2.5尺(75㎝)の勧修寺ですが
笠の曲線に違いがあります。
勧修寺灯篭の笠【韓国製】
勧修寺灯篭の笠【国産】
斜めから見ると
勧修寺灯篭の笠【韓国製】
勧修寺灯篭の笠【国産】
横から見ると、違いがよく分かります。
勧修寺灯篭の笠【韓国製】
勧修寺灯篭の笠【国産】
笠全体の厚みが、何センチ違うのか
計測してみたところ、寸法は同じでした。
上の画像の方が、角が低く見える↓
勧修寺灯篭の笠【韓国製】
勧修寺灯篭の笠【国産】
なぜ、そう見えるのか。
勧修寺比較
見比べてみると、
笠の曲線のはじまる位置に違いがありました。
左の灯篭は、天面に平らな面が広くあり、
外側へ向かって大きな曲線になります。
勧修寺灯篭の笠【韓国製】
一方、右の灯篭は、平らな面積が狭く
外側に向かって、なだらかな曲線を作っています。
勧修寺灯篭の笠【国産】
同じサイズの石から作り出しても
曲線の作り方で、見え方は変わります。

また、火袋のサイズや比率、柱の穴サイズなど
仕上げや、些細な違いで全体のバランスが変わります。
勧修寺灯篭の火袋【韓国製】
勧修寺(岡崎産) (8)
同じサイズの「勧修寺灯篭」といっても、
さまざまです。展示品の中から比較ご検討ください。

今回比較した勧修寺
笠幅2.5尺
(笠幅の長辺 約75センチ 総高さ100センチ程度)
勧修寺2.5尺(岡崎産) 杉田石材店
一回り大きな3.0尺になると、
笠の存在感も増して、見ごたえがあります。
【勧修寺3.0尺】
(笠幅の長辺 約90センチ 総高さ120センチ程度)
勧修寺灯篭3尺|杉田石材店
灯籠の大きさによって、お庭での役割も変わってきます。

と偉そうに言っていますが、
これはいつか庭師さんに教えてもらった知識。
「3尺あると、勧修寺だけで景色になる」
と聞いて、使い方をイメージしながら一緒に眺めると、
なるほどとなりました。

京都の勧修寺の池の氷で、その年の豊作を占った話は
「余分なことだけど」と先代に教えてもらった情報。

教えてもらえるって有難いです。(N)

水戸黄門寄進といわれている
京都 龍安寺の知足鉢も面白いデザインです。



















伊達冠石のオブジェを制作しました。
伊達冠石オブジェ制作(フトマニ図彫刻)
磨き加工の様子をご紹介します。

グレーの部分のみを磨きます。
(原石の状態から、石を削る加工の様子はこちら
伊達冠石のオブジェ制作(磨き加工)
水を掛けながら砥石を当てていきます。
水に濡れると磨き仕上げと同じ黒色になります。
濡れているとピカピカの磨き面に見えます。
伊達冠石のオブジェ制作(磨き加工)
こう見えて、まだ磨き途中です。
伊達冠石のオブジェ制作(磨き加工)
泥の近くは、泥を落としても茶色が残っています。
茶色と黒の2色にきっちり分かれるわけではありません。
砥石を順々に細かな番手に変えて、磨きます。
図柄を彫る中央部は平らに、周囲は石に合わせて丸く。
伊達冠石のオブジェ制作(磨き加工)
磨きの完成
伊達冠石のオブジェ制作(磨き加工)
見る角度によって表情が違います。
伊達冠石のオブジェ制作(磨き加工)
図柄の彫刻位置を決めます。
伊達冠石オブジェ制作(フトマニ図彫刻)
石に図柄を彫って完成です。
伊達冠石オブジェ制作(フトマニ図彫刻)
この「フトマニ図」は48文字(神様)が配置されており、
太占(ふとまに)と書くように、占いに用いられたようです。
フトマニ図の石への彫刻
日本の文化や思想から生まれたもので、
開運や魔除けとして活用されています。
フトマニ図の彫刻(伊達冠石)
磨き面が真っ黒ではないのも
石の面白さが出ています。
伊達冠石オブジェ制作(フトマニ図彫刻)
黒色が濃い部分、グレー、茶色が混ざっています。
伊達冠石オブジェ制作(フトマニ図彫刻)
伊達冠石を部分的に磨くだけでも、アクセントになります。
伊達冠石オブジェ(フトマニ図)
石の力と図柄の力のバランスが丁度いい具合になりました。
伊達冠石オブジェ制作(フトマニ図彫刻)
図柄を知らない人が見ても
「何か分からないけど、かっこいい」と言ってもらえます。
伊達冠石オブジェ制作(フトマニ図彫刻)
伊達冠石オブジェ制作(フトマニ図彫刻)
図柄の部分は平らに加工しています。
こうすることで、円形の図柄が歪んで見えないようにしました。
フトマニ図の彫刻(伊達冠石)
伊達冠石オブジェ制作(フトマニ図彫刻)
この石を軽乗用車で運ぶということで、
トランク部分にベニヤ板を重ねて補強していただき
引取にいらっしゃいました。

お神輿のように持ち手を作り、
石を載せて男性二人で載せました。

彫刻面を下側にして梱包して、
お庭でひっくり返すように設置してもらいます。(N)
石の積み込み

伊達冠石の加工

伊達冠石のカット

伊達冠石を使った彫刻








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