岡崎市 老舗石屋㈱杉田石材店のブログ
石灯篭(とうろう)庭園・神社用など石製品の製造販売

【創業190余年の老舗石屋】国内最大級の在庫展示数 石灯篭(とうろう)水鉢など庭用石製品をはじめ、石製品全般取り扱っております。本格こだわりの手作り石灯篭(とうろう)をお探しの方は実際に見比べてください。工場では職人の制作風景もご覧いただけます。~心のかよう石づくり~をめざし見る人の心が豊かになるよう心を込めて造っております。これからも技術を絶え間なく積み重ねてまいります。当ブログでは石彫刻品 記念碑 石像 モニュメント等の製作過程や設置事例をはじめ石屋の日々をお伝えしております。

2016年03月

お寺の入口にある「寺標(じひょう」という
お寺の名前が彫ってある石柱を設置させていただきました。

本堂が高台にあり、通り沿いから見えない為、
入口に寺標を建てられないかとご相談いただきました。
寺標設置工事前

傾斜地の土を取り、
基礎とブロックの囲いを左官屋さんに作っていただきました。
寺標基礎囲いブロック
バサ(砂とセメントと少量の水を混ぜたモルタル)を敷きます。
寺標工事 基礎
台石を設置します。
台石の加工の様子 → 寺標用の台石 はめ込み穴加工について >>          
寺標 台石はめ込み
石柱本体の底面には、ピンを差し込む穴があけてあります。
寺標 底面ピン穴あけ
台石側の穴
寺標台石はめ込み穴あけ加工完成
台石の穴にピンを差します。
本体に15㎝、台石に15㎝程度ピンが入ります。
寺標 台石はめ込みピン
台石に本体をはめ込みます。
寺標 本体と台石はめ込み
【設置完了】
寺標(寺院 入口の石柱)設置例
寺標用の石材 360×240mm 長さ1800mm
正面:宗旨宗派名・山号・寺院名
後ろ面:建立年月と建立者名
側面:ご住職のお名前

彫刻の配置に決まりごとはありません。
彫刻内容に合わせて配置を考えます。(N)
設置例 寺標
寺標の作り方 





        
神社仏閣の施工事例 >>

寺標の沓石(台石)に使用する石を「セリ矢」を使って割ります。
まず、ドリルで石に穴をあけます。
石の厚みの半分以上の深さの穴をあけます。
(石の材質や状態によって、半分でも大丈夫です。)
石割 穴あけ上面
側面にも穴をあけます。
玉状で採石される石でも、芯に近い部分は固く、外側の表面は柔らかい場合もあります。
石の状態を見ながら矢を入れる方向を選んで作業しています。
石割 穴あけ側面
穴に「セリ矢」を入れます。
石を割る 道具 矢
3つで1セットです。
石道具 石割セリ矢
上面に4ヵ所、両側面に一か所ずつ
石割 矢を入れる全体
石割 矢を入れる
セットウで、矢を少しずつ打ち込みます。
順番に何回かに分けて打ち込んでいます。
石割 矢打ち込む
ヒビが入りました。
石を割る 側面叩く ヒビ
石を割る ヒビ
石の下に木材などを入れて、地面から浮かせておくと、
石が割れた時に自然と下に割れ落ちます。
石を割る 矢とセットウ
穴の中に、セリ矢が入り込んでいます。
石を割る 断面 矢跡
このような方法で割った石には、半円状の溝が残ります。
石を見ていると、どこかに割った跡を見かけることがあるかもしれません。(N)
セリ矢の跡がある石材


寺標の作り方 寺標用の台石 はめ込み穴加工について >>
         寺標の石に文字を彫る方法 >>

寺標の台石に使用する庭石に、はめ込み用の穴をあけます。
不定形な石材のバランスをみて中心を決めます。
寺標の台石はめ込み加工
【墨入れ】はめ込む石材よりも5分(1.5㎝)ずつ余裕をもたせた穴をあけます。
寺標の台石墨入れ
線に沿って石材用のカッターで切り込みを入れます。
寺標の台石はめ込みカッター作業
寺標の台石はめ込みカッター作業拡大
カッターで切り込みを入れた枠の中にコアで穴をあけていきます。
直径約80ミリの穴をたくさんあけます。
BlogPaint
はめ込み10㎝の深さにしたいので、少し浅めに穴あけをしておきます。
BlogPaint
【コア抜き完了】穴をあけておくと、くりぬきやすくなります。
台石コア穴あけ完了
穴あけ部分の石を取り除き、側面や底面を平らに整えます。
台石コア穴あけ後
36×24㎝角の寺標が入るので縦横プラス3㎝ずつ大きく穴あけをしました。
中央の穴は深さ15㎝ 30mm丸で台石と本体に差す補強用のステンレスピンを入れるためのものです。
寺標台石はめ込み穴あけ加工完成
寺標の作り方  寺標の文字彫刻について >>
          【セリ矢を使った石を割る方法】寺標用の台石を割っています

寺院の入口で見かける寺標の文字加工についてご紹介します。
寺標用の石材 360×240mm 長さ1900mm ピカピカではないサンダー仕上げです。寺標 石材360×240×1900mmサンダー仕上げ
上部の両脇は40mmのR加工
寺標 二方40mmR加工
彫刻原稿を石に当ててバランスを確かめます。
寺標正面文字彫刻原稿
原稿を石に糊付けします。
寺標原稿貼り付け
紙の上から彫っていきます。
寺標正面文字彫刻作業風景
まず、彫り込む深さを決めます、ポイントポイントに同じ深さの穴をあけます。
隅など道具が入りにくい場所に穴をあけます。
BlogPaint
穴の深さを目指して掘ります。
寺標文字彫刻 作業途中
石が残る部分を「島(しま)」と呼びます。
小さな島のまわりを掘り過ぎると島が飛んでしまいます(欠けてしまう)
細かな部分は神経を使います、赤色に塗った部分は気を付けて作業する箇所です。
寺標文字彫刻 注意する部分
小さな機械を使って作業します。
石には硬い石、柔らかい石があります。柔らかい石の方が作業が楽だとうと思ってしまいがちですが、文字彫刻については柔らかい石よりも、固く粘りのある石質のほうが作業はスムーズな場合もあります。
寺標文字彫刻 加工作業
歯医者さんのような作業をしています。ウィーーン 
寺標文字彫刻 加工作業2
【文字彫り完成】
寺標文字彫刻 彫り込み完了
糊付けした紙をスポンジで濡らして、亀の子だわしでこすって落とします。
寺標文字彫刻 原稿はがす
【黒色を入れて完成】黒色が入ると引き締まって見えます。
寺標文字彫刻 黒色入れ
トラックに積み込んで設置に行きます。
台石の加工と設置については、またご紹介させていただきます。

寺標の作り方 寺標の台石の加工について >> 
          【セリ矢を使った石を割る方法】寺標用の台石を割っています >>

禅導寺灯篭のご注文をいただきました。
インターネットや写真で見て禅導寺の姿形が気に入ったというお客様。
6尺の中でも、少しでも背の高いものをご希望でしたので、在庫の中で地輪部分が厚めのこちらをお選びいただきました。
禅導寺6尺夏山石
設置後、お客様よりいただきましたお庭のお写真をご紹介します。
お庭に設置した灯篭を見るたびに思うのですが、展示場にあった時とは驚くほどに見違えます。
お庭に入ってこそ灯篭の良さは発揮されます。
【禅導寺6.0尺夏山石】地輪約75㎝角禅導寺6尺 灯篭のあるお庭1
山茱萸の黄色と、紅梅の花が優しい春のお庭です。
禅導寺6尺 夏山石 灯篭のあるお庭2
お庭の写真を送っていただきありがとうございました。
禅導寺を素敵なお庭に入れてもらえてよかったです。
禅導寺6尺 岡崎産  灯篭のあるお庭3
入口から20m離れた設置場所まで庭師さんとお客様で協力して、人力で運び入れたそうです。
禅導寺灯篭 設置例
飛び石を歩いていくのが楽しくなる管理の行き届いたお庭です。
お庭の中でも良い場所に設置していただき嬉しく思います。

お客様のご自宅へ灯篭を発送し、庭師さんに荷卸し作業から設置までご依頼されました。
お庭を管理されている業者様がいらっしゃるようでしたら、業者様宛に製品発送も可能です。
お気軽にお問い合わせください。

製品案内 禅導寺 >>

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