岡崎市 老舗石屋㈱杉田石材店のブログ
石灯篭(とうろう)庭園・神社用など石製品の製造販売

【創業190余年の老舗石屋】国内最大級の在庫展示数 石灯篭(とうろう)水鉢など庭用石製品をはじめ、石製品全般取り扱っております。本格こだわりの手作り石灯篭(とうろう)をお探しの方は実際に見比べてください。工場では職人の制作風景もご覧いただけます。~心のかよう石づくり~をめざし見る人の心が豊かになるよう心を込めて造っております。これからも技術を絶え間なく積み重ねてまいります。当ブログでは石彫刻品 記念碑 石像 モニュメント等の製作過程や設置事例をはじめ石屋の日々をお伝えしております。

2017年07月

龍が彫刻された水鉢を製作しております。最後に作った背びれ。
龍の石像 彫刻 鱗背びれ
龍石像 彫刻背びれ
完成した水鉢
龍の石像彫刻水鉢|龍上観音
龍の石像彫刻水鉢|龍上観音
龍の石像彫刻|龍上観音
【龍の顔】
龍の顔 石像彫刻
口の中、牙と舌。恐る恐る触れてほしいです。
龍の石像彫刻牙
後ろ姿 後ろになびく髭が動いているように感じさせます。
龍の石像彫刻 後ろ姿
玉(如意宝珠)を掴んでいる前足。
命が吹き込まれたように生き生きと見えます。
IMG_6254
爪先
IMG_6255
この後、設置工事に伺います。

龍の水鉢を製作しています。
背面の日にち、お名前等を彫刻するスペースは「こたたき」という技法で仕上げました。
【こたたき仕上げ】 四角い枠の中がこたたき仕上げです。道具の跡が横筋に残ります。手作業で均一な跡が付くよう仕上げます。
石の仕上げ方法 コダタキ仕上げ
【使用する石道具】 コ両刃
石道具小叩き
原型のないものを製作する場合は、デザインや彫刻を考えながら作業しています。一度石を削ってしまうと、付け足すことができない為、やり直せない判断を常に迫られます。
例えば・・・
『下の画像の赤枠の部分をどうするか。』
・内側に鋭角に角を落として、設置した際に浮いて見えるようにするか
・内側にゆるく角を落として、ノミ跡の力強さを見せるか
・水をどのように流すか
設置される場所や、水鉢全体の雰囲気など総合的に考えながら良い形を考え作りあげていきます。
龍の石像 水鉢底面
龍の水鉢 底面の角 角度
【設置後の画像】
制作を進めながら頭の中で完成のイメージが鮮明になっていき、設置でもそのイメージに沿って進んでいきます。
BlogPaint
仕上げ方法は龍の迫力に負けないよう細かい仕上げではなく、あえてノミを使用したムシリ仕上げにしました。
龍の水鉢 ノミ仕上げ 石屋
断面の仕上げは、龍の細かい彫刻から続くように上部は細かいノミ仕上げ。下へ行くにつれて段々と荒いノミになるよう仕上げました。
龍の水鉢 彫刻







「灯篭を引き取ってもらえますか?」というお問い合わせをいただくことがあります。
弊社では様々なご事情でお庭に置けなくなってしまった灯篭を引き取らせていただくことがあります。

先日引き取りらせていただいた灯篭をご紹介します。古灯篭桃山と水鉢
桃山(ももやま)という笠の正面に桃が彫刻されている灯篭。同じ石で作られている水鉢も岡崎で作られたと思われます。どちらも程よく苔がのり、かわいらしい姿をしています。灯篭は風化しており、欠けもところどころにあります。
石灯篭 桃山の笠
しかし新しく作ったものには出せない雰囲気を持っています。
言葉では上手く表現できませんが、なんとも言えない奥深い雰囲気があるのです。長くお庭で眺められてきた時代を経た味わいがあります。こうやって年月を経て良さが増すのも石の魅力です。
同じお庭にあった水鉢を灯篭の脇に置くと、しっくり馴染みます。
つくばい 水鉢
ご覧のとおり、決して均一とは言えない形です。でもそれが手づくりの良さでもあります。機械的に作られた形では再現できない素朴さがあります。いつの時代かに石職人が作り、お庭に納めた作品が縁あってこの場所にあるというのは何百年何千年と残る石だからこそ。また良いお庭で愛されてもらえたらと思います。
水を湛えると気持ちのよい水鉢です。

【灯篭の引き取りについて】
灯篭の種類や、大きさ、欠けの有無、灯篭の出来具合や搬出経路、地域にもより、引き取りできない場合もございます。灯篭のお写真と大きさ、ご住所をお知らせの上、ご相談ください。


龍の水鉢を製作しております。
水鉢には龍の体以外にも様々な彫刻をします。
裏面の額は3重に縁取りをして華やかな印象にしました。この額縁の中に日にち、お名前などを彫刻します。職人が赤鉛筆の上から墨で描いているのは、雲と波です。
額縁と雲の模様
段々と完成に近づいてきました。
龍の後ろ姿 前足の付け根から後方へ炎が出ています。
龍の彫刻後ろ姿
額縁の下には蓮華を彫りました。
蓮の花 蓮弁彫刻
波を彫刻している様子 平らな面が少しずつ立体になっていきます。
石屋の仕事 龍の彫刻
底面に近い部分は、石を横向きに寝かせて作業しています。底面には給水用のパイプ穴と排水の穴があけてあります。
龍の水鉢の底面
縁の加工は欠けないように慎重に作業します。
水鉢の下端彫刻風景



龍の水鉢を製作しています。水鉢の上面に龍の体を彫刻していきます。
まず、龍鱗を墨入れします。
龍の石像 龍の体下書き
水面の高さと流れを意識して描いています。腹の模様は蓮の花びらとして水面下で観音様を囲むようにしました。強さのある鱗にするために一枚一枚を重ねました。
龍の石像 龍の体下書き
側面の鱗も墨入れしています。
龍の石像 龍の体下書き
水は凹凸のある面を流れるとキラキラして見えます。
龍の石像 龍の体鱗 彫刻
縁取り部分には先を尖らせた背びれを作る予定です。
作業中に欠けやすくなるのでこの段階では彫刻せず、最後に仕上げます。
龍の石像 龍の体 鱗彫刻
内側の水穴に溜まった水が、鱗を伝って外側に流れていく予定です。
石の表面に水が流れていくと龍が動くように見えるかもしれません。
龍の石像 龍の体 鱗の彫刻



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