岡崎市 老舗石屋㈱杉田石材店のブログ
石灯篭(とうろう)庭園・神社用など石製品の製造販売

【創業190余年の老舗石屋】国内最大級の在庫展示数 石灯篭(とうろう)水鉢など庭用石製品をはじめ、石製品全般取り扱っております。本格こだわりの手作り石灯篭(とうろう)をお探しの方は実際に見比べてください。工場では職人の制作風景もご覧いただけます。~心のかよう石づくり~をめざし見る人の心が豊かになるよう心を込めて造っております。これからも技術を絶え間なく積み重ねてまいります。当ブログでは石彫刻品 記念碑 石像 モニュメント等の製作過程や設置事例をはじめ石屋の日々をお伝えしております。

2017年10月

嬉しいことがありました。
夏休みに石を探しに来てくれた男の子(その時記事はこちら)が自由研究にまとめた結果を持って来てくれたのです。男の子から研究の結果の説明をしてもらい今後調べたいことも教えてもらいました。

研究のタイトル『本当にあった!ふしぎな石』
タイトルからして楽しそうですよね。
石の自由研究|本当にあったふしぎな石
川の下流から上流の地点で磁石にくっつく石を探し、どこでどのような石が見つかったか、その石の特徴などをまとめ、これからどんなことを調べてみたいかまで書かれています。
石の展示は、磁石がつくか試したくなりますね。
市内 優秀理科研究作品に選ばれ展示されたそうです。すごいすごい!
石の自由研究|本当にあった!ふしぎな石
研究結果を入れてきてくれた封筒に、ありがとうございましたと
丁寧に書いてくれてある文字が嬉しいです。
こちらこそ、石の新たな楽しみ方を教えてくれてありがとうございました。
「磁石にくっつく石」研究の結果報告
男の子が石を探しに来てくれた後、
私たちが探してみた磁石にくっつく石を紹介して、
「黒い石がくっつくのかな」
「グレーの石でも、くっつくものと、くっつかないものがある」
「色の違いだけでは見分けられないね」と益々謎が深まってしまいます。

不思議なことは面白いです。
一つの事を継続して興味を持ち、より深く知ろうとする追究する姿勢。
私たちは不思議ね~と話しているだけですが、こういう子が将来研究者とかになるのかも。
なんとかこの謎を解明してほしいです。

そんなわけで、とっても嬉しい出来事でした。
研究結果を届けてくれて本当にありがとうございました。(N)

【4年後の自由研究】(2017→2021年)



石の表情はひと手間で変わります。先日カットした台石の加工をご紹介します。
石を機械でカットすると断面はまっすぐ平らになり、切り口の角はどうしても尖ってしまいます。このままだとノミで仕上げた蓮弁の柔らかい石肌がカットした断面で途切れてしまい痛々しく見えてしまいます。
機械で石を切った時の石肌
そこで今回は角と切削した面にノミを当てて角を丸く加工しました。角を丸くすることで柔らかく自然な線になります。蓮弁から断面へのつながりも途切れず一体感が出ました。(断面上部のみ着色しました)
これは台石に使うパーツです。設置場所の都合で、黄色の線まで地中に埋めてしまう予定なので、角はほとんど見えなくなる部分です。そのような部分でも土や砂利が流れて角や側面が見えた時のことを考え違和感なく自然に見えるように加工しました。
BlogPaint
カットする場合には、カットした断面や角の処理についても考えていきます。今回のようにひと手間加え柔らかく見せることもできます。


アメリカの小学校の子どもたちが伝統工芸品である石灯篭を製作している弊社へ見学に来てくれました。ホームステイで日本に訪れている10~12歳の子どもたちと先生です。はじめに『岡崎の石の歴史』についてお話ししました。
伝統工芸の見学アメリカの子どもたち
その後、職人が石道具の説明や作り方をお話ししました。
アメリカの子どもたちに石道具の説明
続いて石を割る体験を子どもたちにしてもらいました。
45×45×90㎝の石を半分に割ってもらいます。石にセリ矢を入れて割ります。石頭(セットウ)という道具を使って矢を打ち込みます。石に3㎝位矢が入れば石は割れます。「力任せに叩くのではなく、道具の重さを利用して叩いてね」「5つ入れた矢を順番に叩くんだよ」と教えると「やってみたい!」と興味をもって挑戦してくれました。楽しそうに道具を持つ姿は、どこの国の子どもたちも変わらずかわいいです。
カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪ひとつひとつ音の高さが違います。
石割る方法を体験 石屋の工場見学
10人位の子どもたちに挑戦してもらいましたが、割れる気配がありません。。。職人さんが少し手伝うと、叩く音が変わってきました。最後は子どもたちに叩いてもらい、無事に石が割れました。大きな石が割れる姿は迫力があります。割れる瞬間には歓声が上がりました。普段何気なくしている作業も子どもたちとやってみると、なんだかとても楽しい出来事になります。
石を割る方法
大きな石でも矢を入れるのは上側の数センチだけ。それだけで硬い石がパカリと割れるのは不思議です。このように石を割って灯篭を作っていきます。仕上げにはノミという道具を使って作ります。
小学生工場見学
実際にノミを使って仕上げた灯篭を触ってもらいました。
工場見学 石灯篭を作る石屋
展示している灯篭の見学もしてもらいました。アメリカの子どもたちの目にはどんな風に映ったのでしょう。
石屋の工場見学アメリカの小学生
地域の文化を見学体験してもらうことは、子どもたちにとっても、働く私たちにとっても貴重な体験です。





石を切っています。
切ると言っても実際には石を削っていきます。丸いプレート状の刃を機械に取り付けて刃を回転させ、水を流しながら刃の厚み分の石を削っていきます。
石材を切るカット加工
直径の大きな刃を使えば一度にスパンと切れると思われがちですが、数センチずつ掘り下げ何往復もして切り落とします。時間はかかりますが、石は想像するよりも加工ができる素材です。
石を切る 石屋の工場切削機
今回加工しているのは、弊社で製作した石造品の台石部分です。お客様の設置予定の場所に収まらない為、蓮弁より外側部分をカットすることになりました。矢を入れて石を割り落とすこともできますが、蓮弁の彫刻側に割れてしまうこともあるので今回は機械でカットしております。場合によっては矢を入れて割って石を小さくする方法もあります。
石を切る方法 石材カット加工 製造販売

展示品をそのままお渡しするだけではなく、お客様のご要望に合わせて加工してお渡しすることもできます。ご希望がございましたら、お気軽にご相談ください。(N)

石の道あかりを設置しました。
岡崎産 宇寿石 9寸角 高さ3.5尺
道明かり設置事例
木製の格子をはめ込み、中には電気が配線されています。
道明かり設置事例
この道あかりは、ひしゃく置きを兼ねています。
後ろ面に銅製の金具を取り付けて、ひしゃくを引っ掛けられるようにしました。水掛け観音のお参りに使っていただけるよう、ひしゃくを収納できるようにしました。
道明かりとひしゃく置き
道明かりとひしゃく置き
三面の格子の内、一面は開閉式の扉になっています。
木製格子 道明かりの窓
扉を開けて電球の交換できます。
道明かり 木製格子
今回の格子は杉材を使用しています。
左が檜材の格子 右が杉材の格子。杉の方が赤みを帯びた色合いです。
木製格子(左:ヒノキ 右:杉)
設置場所(室内か屋外)や、格子をはめるもの(灯篭・あかりのデザインやサイズ)によって、格子のデザインや材質も異なります。お気軽にご相談ください。(N)

追記
2024.11現在 格子のご注文は受け付けておりません。
詳しくはお問い合わせご相談ください。

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