2018年04月
神社玉垣の設置工事その2|京都府旦椋神社
土台の石に玉垣を建てていきます。

玉垣の部材名称

まず、コンクリートの躯体と親柱をステンレスピンで固定します。GLから150mm程度埋め込みます。

コーピンという土台の石をセメントの上に設置します。

子柱を据えて、子柱(細い柱)と笠石をステンレスピンで固定します。

笠石を子柱に乗せます。

この作業を繰り返していきます。

隙間に板石を貼っていきます。

接合部を綺麗に仕上げて完成です。

傾斜地の為、所々段差をつけてあります。

【施工前】ブロック塀で囲まれていました。

【施工後】

通りの景色が明るくなったように感じます。
長い工事期間の間、関係者の皆様、近隣の皆様ご協力いただき誠にありがとうございました。
神社玉垣の設置工事その1
鳥居の設置工事の様子はこちら
玉垣には様々なデザインがあります。ご希望やご予算に合わせてご提案させていただきます。
玉垣の詳細について
神社玉垣の設置工事その1|京都府旦椋神社
完成した3月末は桜が満開となりました。

75m分の玉垣の材料は柱だけでも親柱41本 小柱117本 計158本あります。その他の部材も含め計31t分の石材を使用しました。

既存のブロック塀やフェンスを撤去し躯体が出来た状態から作業させていただきました。
今回はコンクリートの躯体に石を貼って玉垣の土台を作ります。

30㎝角の石を躯体に貼っていきます。コンクリートと石の間には石材用の接着剤を入れます。

コンクリートの躯体に穴をあけ石引きアンカーというステンレス金具を打ち込みます。
貼り石の上部にも穴をあけます。

金具で躯体と石を固定します。

石材用の接着材で固めます。このように固定しながら作業します。

全部で500枚行います。1枚1枚効率よく丁寧に。


上の段の貼り石と躯体も金具で固定します。

貼り石が終わったら土台の上部を延石で囲います。

ステンレス金具で躯体と固定してます。

この上に玉垣を作っていきます。
神社玉垣の設置工事 その2
鳥居の設置工事の様子はこちら
石を割る道具と方法
石を半分にする方法には二種類あります。
①切る②割るという方法です今回は②割る方法をご紹介します。石屋ではよく見る風景です。職人さんたちがトン・トン・トン・・・と叩いてドスッと割り落としているイメージなので、自分にもできるのではないかと、石割体験をしてみました。(普段重いものなど持たない成人女性)すべてスタンバイしてもらい叩くだけの状態からスタートです。赤の斜線部が不要な為、割り落とします。
今回使うのは9㎝程度の豆矢(まめや)という道具です。
横から見ると、こんな形です。
割りたいラインに機械で切り込みを1寸程度入れ、隙間に豆矢を入れます。
今回使う石には、矢を入れる近くに2ヵ所穴があいている為、うまく割れるように多めに4ヵ所に豆矢をいれました。石の大きさ的には3ヵ所くらいでも割ることは可能です。
矢を垂直に入れます。
豆矢の上部を石頭(セットウ)で打ちます。重さ1.5㎏の石頭を何度も振り下ろすは結構重労働です。
端から順番に矢が止まるまで打ち込みます。ごくわずか石に入っていきます。
職人さんなら一回ずつ打てば終わりますが、素人の私がやる場合一つの矢を3回位叩かないと矢が入りません。叩いても叩いても「もう一回」「もう一回」と職人さんに言われます。
【右から左へ一通り打ち終わった後】次は左から右へ順に打っていきます。
立っている位置から矢までの距離が遠く、前かがみの体勢で力が入りにくく、やりづらいです。途中で矢が斜めに傾いてしまい職人さんにまっすぐ打ち直してもらうと、
「あ、今の効いちゃったな」
「え?」
「もう割れるよ」
一打ちトン!
最後に矢を打ち直してもらった矢が決定打となり3往復目にしてようやく割れました。たぶん職人さんなら一往復で割れると思います。。。本当に大変でした。
なんなく作業しているように見える作業が案外大変だったりします。イベントで行われる石割体験は作業しやすい位置と高さなど配慮して、割りやすい石を用意する訳ですが、当然ながら普段の仕事はそういうわけにもいかず。しかし、びくともしないような石が手のひらサイズの矢を数センチ打ち込むだけでゴトンっと動くのは、感動的でおもしろいです。
この細長い形状で水盤を作ります。

