好きなデザインを彫刻する前に石全体にノミを当てます。ノミを当てる様子はこちらから
今回はお地蔵さんを立体的に浮かせて彫ってみます。
まず赤鉛筆で絵を描きいれました。

お地蔵さんのシルエットを残して周囲を蓮の花びらの形(舟形光背・蓮弁光背などと呼ばれます)に彫り込みます。彫り込む面の中心部(青色ライン)を彫ります。その後光背の輪郭側から(赤矢印)とお地蔵さんの輪郭側から(黒矢印)青い線に向かって彫ると輪郭が崩れずに彫っていけます。

【彫り込む深さ】花びらのアウトラインは浅く、お地蔵に近い部分が一番深くなるように更に彫り込みます。
体の横側は石の残る幅が狭い為、石が欠けやすいです。浅めに彫るほうが安心です。

下絵を描いてから、ここまでで約1時間半、彫ってはラインを描きなおし、作業します。大変ですが深めに彫らないと顔や耳などが掘り下げられなくなってしまいます。
完成した時に一番高くなる部分は残してそれ以外の場所を掘り下げます。
粘土を利用して、顔や体のどの部分が高くなるのか確認するとイメージしやすいです。

鼻と合掌している両手を残して周りを一段掘り下げます。
鼻のように小さな部分は、完成予定のサイズよりも一回り大きく残しておくと安心です。
あまり鼻を高くし過ぎると作業中に欠けやすくなりますので、ほどほどに。

胸の前で合掌しているポーズなので手と腕を残し、胴体部分を掘り下げます。
高い場所から低い方(鼻から顔へ・手から体へ)に向かって彫らないと残しておきたい部分も誤って取れてしまいます。
お地蔵さんのシルエットや鼻を深く彫り込むには矢印方向にノミを当てます。

いくら石彫りが初めてだからといっても、大丈夫かなと心配になる出来栄え。これからまだ輪郭も整えられるから大丈夫と言われても、出来上がるのか少々不安になってきました。
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