岡崎市 老舗石屋㈱杉田石材店のブログ
石灯篭(とうろう)庭園・神社用など石製品の製造販売

【創業190余年の老舗石屋】国内最大級の在庫展示数 石灯篭(とうろう)水鉢など庭用石製品をはじめ、石製品全般取り扱っております。本格こだわりの手作り石灯篭(とうろう)をお探しの方は実際に見比べてください。工場では職人の制作風景もご覧いただけます。~心のかよう石づくり~をめざし見る人の心が豊かになるよう心を込めて造っております。これからも技術を絶え間なく積み重ねてまいります。当ブログでは石彫刻品 記念碑 石像 モニュメント等の製作過程や設置事例をはじめ石屋の日々をお伝えしております。

2019年05月

石のオブジェ設置工事を写真入りで詳しくご紹介します。まず台石を設置する所までをご紹介します。
石を設置する方法 石のオブジェ
【設置場所の選定】 通路や建築物に対して平行にするなど基準となるものを決めてから、設置場所を決めます。
石を設置する方法 石のオブジェ
【穴を掘る】設置するものの大きさに合わせて掘ります。高低差がある場合、高い箇所は深く、低い箇所は浅く掘ります。
石を設置する方法 石のオブジェ
【試し置き】掘った穴に石を置いて入るかどうか確認します。
石を設置する方法 石のオブジェ
【穴の高さ調整】削り足りなかった地面を取り除きます。
石を設置する方法 石のオブジェ
【バサを作る】砂3:セメント1の割合で混ぜます。

石を設置する方法 石のオブジェ
よく混ぜ合わせるのがポイントです。水を加える前にしっかり混ぜます。
石を設置する方法 石のオブジェ
中央を窪ませたところに水を加えます。水を入れることによりセメントの威力を発揮します。セメントの特性上、水分が少ないと白華してしまうこともあります。
石を設置する方法 石のオブジェ
【バサの完成】握って団子状に固まる位の状態石を設置する方法 石のオブジェ
バサを入れます。
石を設置する方法 石のオブジェ
水平に広げます。
石を設置する方法 石のオブジェ
水平を見ます。(微調整には水平器をスライドさせバサをならすのも方法です。)
石を設置する方法 石のオブジェ
石を置きショックハンマーで転圧をかけながら水平を出します。石の縦横方向で確認します。
台石が少しでも傾いていると、上に乗せたものは更に傾きが大きくなります。美しく安全に設置する為に大切な作業です。

石を設置する方法 石のオブジェ
【根固め】台石が動かないように周囲にセメントを入れます。
バサに更に水を加えます。水を足した方がセメントが強くなり、隙間にも流し込みやすくなります。
石を設置する方法 石のオブジェ
はみ出したバサを柔らかくする為に、隙間に水を入れます。
石を設置する方法 石のオブジェ
根固め用のセメントを隙間に詰めます。
石を設置する方法 石のオブジェ
水を含ませて固く絞ったスポンジで石についたセメントが固まる前にふき取って仕上げます。斜面なので左手は台石が分厚く見え右側は石の見える量が薄くなっています。
石を設置する方法 石のオブジェ
これで台石の設置は完了です。
お庭に石を設置する方法(写真付き)~本体編~


京都府宇治市の旦椋神社(あさくらじんじゃ)にて
石工事をさせていただいております。
以前の工事(鳥居建立工事 玉垣新設工事12 祠の設置)に
引き続き、今回は玉垣の改修工事をしております。

4月5月泊まり込みで作業しております。
【施工後】
新設した石積みの上に、既存の玉垣を設置します。
玉垣改修工事リフォーム|神社石工事
【施工前】
玉垣改修工事リフォーム|神社石工事
今から50年前に作られた玉垣です。
石としては比較的新しいもので、まだまだ綺麗です。

柱には奉納された方の名前が刻まれています。
まずは、既存の玉垣を一旦撤去します。
一本ずつ解体し、接合部の金具を取り除き、
長さをカットします。

小柱は現地で加工し、太い親柱は工場へ持ち帰り加工します。
玉垣改修工事リフォーム|神社石工事
新設する石積みに当たってしまう為、
社標を参道近くへ移設します。
玉垣改修工事リフォーム|神社石工事
コンクリートの躯体に、石を貼って石積み風にします。
玉垣改修工事リフォーム|神社石工事
コンクリートの躯体に穴をあけ
石引きアンカーという金具をいれます。
板石の上面にも穴をあけ、躯体と貼り石を繋げます。
石材用の接着剤を入れ固定します。
玉垣改修工事リフォーム|神社石工事
石積み風の土台にの延石を乗せます。
玉垣改修工事リフォーム|神社石工事
ステンレス金具で延石同士、延石と躯体をそれぞれ固定します。
玉垣改修工事リフォーム|神社石工事
この上にコーピン(玉垣の土台となる石材)、一旦撤去していた既存の玉垣を設置します。
玉垣改修工事リフォーム|神社石工事
既存の並び順通り設置します。
玉垣改修工事リフォーム|神社石工事
境内3箇所で同様の工事を行っております。
玉垣改修工事リフォーム|神社石工事
愛知県より泊まり込みで京都で工事をしております。
長い工事期間、神社をご参拝される方、
隣接する保育園の皆様、ご近所の方々にご理解ご協力いただき
工事させていただいております。

完成までもうしばらくの間、
ご迷惑ご不便をお掛けしますがよろしくお願いいたします。(N)

玉垣工事のご案内

玉垣の改修工事(修理・傾き直し)





これを使って、石に大きな円を描きます。
文房具のコンパスでは描けない時に用いる方法の一つです。
大きな円を描く方法|石屋

≪用意するもの≫
・ぶんまわしの木・・・この記事の最後にご紹介します。
・キリ(穴をあける道具)
・赤鉛筆(石材用)
①ぶんまわしの木にキリで穴をあけます。
中に空洞があいていて、粘りがあるので割れずに貫通穴があけられます。
大きな円を描く方法|石屋
②片方の先端を削って、鉛筆を挟めるようにします。
大きな円を描く方法|石屋
③円の中心にキリを合わせます。
大きな円を描く方法|石屋
④鉛筆を一周回します。
大きな円を描く方法|石屋
八角形の石材から丸いものを作る時に、
このように円を描きます。
大きな円を描く方法|石屋
今回ご紹介した「ぶんまわしの木」
石屋さんの中にはそう呼ぶ人もいるかもしれませんが、
正式には空木(ウツギ)です。今の季節白い花がたくさん咲きます。
ぶんまわし(コンパス)の木|うつぎ
茎がまっすぐ伸び、茎の中心が空洞になっています。
硬く腐りにくいため昔から木釘に使われるそうです。

機械が発達したとはいえ、石道具はノミとセットウをはじめ
昔から形が変わらないものがほとんどです。
道具に使われる素材も、先人の知恵と工夫で選び抜かれた厳選素材です。
自然の力を借りて、自然の作り出した石を大切に使いたいです。
敷地に自生しているので、水鉢に活けて楽しんでいます。(N)空木(うつぎ)つくばい

狛猫(高さ45㎝)を制作しました。
ひげなど細かな彫刻が可能で猫の柔らかい雰囲気の出せる来待石にて制作しました。
石像製作 狛猫
京都の神社に「狛猫」というものがあるそうで、狛猫のようなものを1体製作できますか?というお問い合わせをいただきました。ご希望は高さ40㎝前後、親猫が子猫を守るようなイメージで子猫を3匹配置する、口と目をあけた表情、京都の狛猫をかなりアレンジしてもOK。
【ご依頼から制作までの流れ】
1 石種やサイズのご提案とお見積もり
2 設置環境のお伺い
3 スケッチ画を元にデザインや配置の打ち合わせ
4 制作

45×35×22㎝の直方体から大まかに石を削り取ります。
石像彫刻製作 オーダーメイド狛猫
座っている親猫の形が見えてきました。
石像彫刻製作 オーダーメイド狛猫
先端にノミを取り付けたチッパーというエアー工具を使って彫刻しています。加工によって種類の異なるノミ(形・長さや太さ)を使い分けています。
石像彫刻製作 オーダーメイド狛猫
耳や目・口などを彫刻しました。
石像彫刻製作 オーダーメイド狛猫
表情が出来ると意思があるように見えてきます。来待石で彫刻すると丸みのある柔らかい風合いが出ます。
石像彫刻製作 オーダーメイド狛猫
子猫たちを作ります。親猫の足元の狭い空間に3匹彫刻します。
石像彫刻製作 オーダーメイド狛猫
親猫の歯や髭など細かな彫刻をします。
石像彫刻製作 オーダーメイド狛猫
12㎝程度の子猫
石像彫刻製作 オーダーメイド狛猫
親猫のしっぽに前足を乗せてた子猫、親猫にくっつき耳が折れています。
石像彫刻製作 オーダーメイド狛猫
正面からは見えない位置で、親猫に絡まって眠る子猫
石像彫刻製作 オーダーメイド狛猫
親猫の彫刻は髭を一本一本作りました。目と口を開いているけれど、どこか可愛らしい表情です。
石像彫刻製作 オーダーメイド狛猫
可愛がってもらえたら嬉しいです。





石鳥居を設置する様子をご紹介しています。前回の記事→基礎工事から沓石設置まで
沓石の穴に柱を建てます。
石鳥居設置工事|柱の設置
柱の穴に貫をはめ込みます。(※石鳥居の貫は柱を貫通していません。)
石鳥居設置工事|貫の設置
貫穴の中心から水糸を垂らし、柱の前後の傾きを確認します。
石鳥居設置工事|柱の設置
柱の転び(垂直方向に対する傾き)を調整します。鳥居の柱は参道の内側に少し傾くように設計されています。
石鳥居設置工事
外貫をはめ込みます。
石鳥居設置工事|外貫の設置
束と一体型の額を乗せます。
八幡鳥居額の設置工事
笠石と貫で額を挟み込むことにより額が固定されます。
八幡鳥居額の設置工事
仕上げをして鳥居の設置工事は完成です。
石鳥居設置工事完成
参道の石貼りを地元の業者様に貼り直していただき完成しました。
高崎市若宮八幡宮
【群馬県若宮八幡宮】 群馬県高崎市下豊岡町甲1428
拝殿前の狛犬と石鳥居の施工をさせていただきました。工事にあたりご協力いただ皆様のおかげで無事に完成することができました。ありがとうございました。

工事の途中、珍しい石工事の様子を見学される方の姿が多く見られました。ご近所の方や高崎のダルマ店が並ぶ中山道を日本橋から歩いてくる人の姿もありました。

若宮八幡宮は平安末期1051年源頼義、頼家が建立されたと伝えられています。こちらの拝殿の彫刻がとても凝っています。入口頭上の龍の彫刻 迫力があって見ごたえがあります。
若宮八幡宮 拝殿の龍彫刻|高崎市
若宮八幡宮 拝殿の彫刻|高崎市
通常彫刻しないような箇所にも綺麗な彫刻が見られました。
若宮八幡宮 拝殿の彫刻|高崎市
拝殿正面の柱にも細かな彫刻が施されています。
若宮八幡宮 拝殿の彫刻|高崎市
お近くにお立ち寄りの際にはぜひお参りください。


石鳥居の設置工事1(基礎工事と沓石の設置)
狛犬の設置工事の様子

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