岡崎市 老舗石屋㈱杉田石材店のブログ
石灯篭(とうろう)庭園・神社用など石製品の製造販売

【創業190余年の老舗石屋】国内最大級の在庫展示数 石灯篭(とうろう)水鉢など庭用石製品をはじめ、石製品全般取り扱っております。本格こだわりの手作り石灯篭(とうろう)をお探しの方は実際に見比べてください。工場では職人の制作風景もご覧いただけます。~心のかよう石づくり~をめざし見る人の心が豊かになるよう心を込めて造っております。これからも技術を絶え間なく積み重ねてまいります。当ブログでは石彫刻品 記念碑 石像 モニュメント等の製作過程や設置事例をはじめ石屋の日々をお伝えしております。

2019年07月

草屋灯篭を作りました。
草屋型(茅葺屋根水車小屋) 置灯篭
これも灯篭と呼びます。背の高い灯篭が置けない空間に、背の低い灯篭を置きます。桂離宮の三光という置き灯篭も家のような形をしています。
こちらは草屋といって、元々はもっと素朴な作りをした灯篭ですが今回はミニチュア版「茅葺屋根の水車小屋」のように細かな彫刻をしました。
まずサイズに合わせてカットした石材に絵を描いて製作していきます。
草屋型(茅葺屋根水車小屋) 置灯篭製作過程
草屋型(茅葺屋根水車小屋) 置灯篭
草屋型(茅葺屋根水車小屋) 置灯篭製作過程
底面は計量化の為に屋根の内側をくり抜きました。本体が合わさる箇所は浅く段差をつけることで設置しやすくズレ防止になります。
草屋型(茅葺屋根水車小屋) 置灯篭製作過程
本体は水輪から作りました。
草屋型(茅葺屋根水車小屋) 水輪製作過程
側面にそれぞれ彫刻をしていきます。
草屋型(茅葺屋根水車小屋) 置灯篭製作過程
底面は軽量化の為、中央部分の石を削りました。縁や石厚が薄い箇所は破損の心配があるので削りません。
草屋型(茅葺屋根水車小屋) 置灯篭製作過程
本体完成
草屋型(茅葺屋根水車小屋) 置灯篭
水輪の下は水の流れを表現しました。
草屋型(茅葺屋根水車小屋) 置灯篭
柱をはめ込みます。海外のお客様が方向が分かるようにしました。
草屋型(茅葺屋根水車小屋) 置灯篭
草屋型(茅葺屋根水車小屋) 置灯篭
格子窓から向こう側の明かりが差します。
草屋型(茅葺屋根水車小屋) 置灯篭
段ボールに入れて、破損しないように梱包します。
梱包して計量すると29.5㎏。海外へEMS(国際郵便)で30㎏までなら送れます。
海外発送梱包(石製品)








小さな製品の海外発送は、
国際郵便(EMS)にてお送りしています。
ただし、重量が30㎏を超えてしまうと送れません。

30㎏を超えるものは、EMS以外の方法で送ります。


30kg以内に石を削って減量させることがあります。
例えばこちら↓
かぐや姫の石像彫刻
『kaguya』高さ45㎝ 重量35㎏

【海外発送】石像オブジェ
軽くする為に、底面の石をくり抜きます。
30㎏未満にして、ハワイへ発送しました。
※デザインによっては、くり抜けない場合もあります。
海外発送 穴あけ重量を減らす
↓こちらの製品
『荷車の2人』
幅30㎝ 高さ34㎝ 奥行16㎝ 重量50㎏
庭に置く石造物『荷車のふたり』
厚みをカットすると、雰囲気が損なわれてしまいます。
石を割り落とすことも困難なため、
同一デザインにて、新たに製作しました。
【海外発送】石の彫刻品道祖神
30㎏未満になるような石にて製作しました。
【海外発送】重量を減らした軽量タイプ
重量を軽くしたいご希望がありましたら、ご相談ください。
ただし、製品の用途や形・大きさや設置方法により
加工が難しい場合もございます。(N)

石灯篭を船便で送った時の記事はこちらからどうぞ ↓


中東の国へ道祖神を送った記事はこちらからどうぞ↓。


輸送方法と梱包について




企業様より従業員さんへのお祝いとして石のふくろうを贈りたいとご依頼がありました。
ふくろうを2匹ずつ梱包してお祝い日に合わせて発送します。
お祝い品石のふくろう
ふくろうは縁起物で不苦労(ふくろう)福来朗(ふくろう)福老(ふくろう)と当て字をしたり、暗闇でも目が見えることから見通しがよい、また首が回ることからお金に困らないなど縁起が良いとされています。西洋では知恵の象徴とされています。
弊社では様々なデザインのフクロウを製作しております。
【親子ふくろう】親子の微笑ましい様子にほっこりします。H13㎝
贈り物 石のふくろう(てづくり)
【みみずく】 H13㎝ 佇まいがなんとも好きです ↓
贈り物 石のふくろう
小さく可愛らしいペアのふくろう サイズH12㎝↓  机の上にちょこんと置けます。
【石の置物・オブジェ】かわいいふくろう
口先と爪、目に色付けして本格的なふくろうにしました。高さ35㎝↓ 屋外用には少し大きめのもの
石の置物ふくろう親子つばさ
縁起物なので贈り物として新築祝いや長寿祝い(還暦・古希・喜寿など)にもお選びいただいています。大切な方への贈り物にいかがでしょうか。ご希望に合わせてご提案させていただきます。

先日、石造物の調査と見学に大学生と採石場へ行ってきました。

岡崎の場合、一口に「石屋」といっても
採石業者は『山石屋さん』と呼ばれます。

石を切り出すことから『石切り場』と言ったり、
話し言葉の中では『山』と言ったりもします。

この採石場は『露天掘り 階段採石法』といって
地表から階段状に採石しています。
採石を進めることにより地面が低くなっていき、
石壁の姿が高くなっていきます。
山の姿は、どんどん変化していきます。
採石場(石切り場)
どこを撮影しても石しかなく。。。
比較対象の重機も通常のものよりも大きなサイズの為、
スケールが分からない写真になってしまいます。
見上げてばかりで、クラクラしてくる景色です。
採石場山石屋(岡崎市)
玉状の石が採石される箇所もあります。
土の中に玉状の石があります。
岡崎市御影石採石場
採石場へ向かう道、知らなければ通過してしまいますが、
石の境目がはっきりとしている、珍しい箇所を教えてもらいました。
左は宇寿石 右は吉祥石
石の境目
道の反対側では、石と石が混ざり合っているような層が見られます。
石の境目
このカーブした道にも訳があります。岡崎市御影石採石場通路
これは道を作る為に石を切り出す際に、火薬の爆風が
直接当たらない工夫です。
大学生の子が教授に教えてもらった話によると、
地下壕を作る時にも穴をまっすぐ掘らないのだそうです。
万が一、入口に爆弾を投げ込まれた時に
衝撃を緩和させるため、はしご状に道を作ったとのことです。
採石場山石屋(岡崎市)
採石場から石を運び出すだけでも大変な作業です。
もちろん手で持てるような大きさのものはありません。
火薬を仕掛けて石を切り出す作業よりも、
重機が通れるような道を作り、土を運び出して
石が切り出せるようにするまでの段取りのほうが時間を要します。

石は自然の恵みで、限りある資源です。
石色が均一な部分ももちろんありますが、人工物のように
均一ではなく一つ一つ個性があります。
それが良さなのですが、加工する製品によっては
個性的な模様が邪魔になってしまうこともあります。

人、暮らし、自然、環境について考える採石場の見学でした。
学生さんと話をしていて共感したことは、知らなければ
何とも思わない石造物ですが知識が増えるほどに、
ささいなことにも気が付け面白くなります。
分かることが増える一方で、分からないことも
増えていきますがどんな事も知ることは楽しいです。(N)




お庭に出た時に、優しく穏やかな気持ちになれそうな癒しのお庭です。
ご注文の道祖神をさっそくお庭に設置していただきました。
癒しの庭|道祖神
男女がほほえみあう双体道祖神は、
石ならではの温かみがあります。
癒しの庭|道祖神
製作前に設置予定場所の写真をお送りいただき、
お話しする中で、自然石の台石をセットにすることにしました。
こちらの三角形の平らな石を台石にします。
自然石(川石)
お客様に向きをお選びいただき、
尖った箇所を正面にします。手前に花などを飾っても綺麗です。
道祖神台石の向き
本体は安定がよい裾広がりの形にします。
↓この時点では台石と本体に隙間があります。
双体道祖神の製造販売
縁取りを狭くして人物が大きくなるようにしました。
背景を深く彫り込み立体的にしています。
双体道祖神の製造販売
本体の底面は、台石のカーブに合わせて削りました。
双体道祖神製造販売
台石との合わせ目に印をしました。左側には1本ライン
双体道祖神製造販売
右側は2本ライン
双体道祖神製造販売BlogPaint
台石に本体底面の輪郭を描き、
合わせ目の印をして設置しやすくしました。
道祖神台石
台石のカーブに沿って安定して設置できます。
双体道祖神製造販売
お客様に道祖神をお選びいただいた訳をお訊ねすると
「癒しと安寧を願って」とのことでした。
ほほ笑み合う道祖神が心安らげる存在になってくれたら嬉しいです。(N)

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