岡崎市 老舗石屋㈱杉田石材店のブログ
石灯篭(とうろう)庭園・神社用など石製品の製造販売

【創業190余年の老舗石屋】国内最大級の在庫展示数 石灯篭(とうろう)水鉢など庭用石製品をはじめ、石製品全般取り扱っております。本格こだわりの手作り石灯篭(とうろう)をお探しの方は実際に見比べてください。工場では職人の制作風景もご覧いただけます。~心のかよう石づくり~をめざし見る人の心が豊かになるよう心を込めて造っております。これからも技術を絶え間なく積み重ねてまいります。当ブログでは石彫刻品 記念碑 石像 モニュメント等の製作過程や設置事例をはじめ石屋の日々をお伝えしております。

2020年03月

道祖神という石像があります。長野県の安曇野は道祖神が多く見られる地域としても有名です。元々は村の境界や集落に置いて、災いなどが入らないようにする守り神の役目をしていました。男女の像は子孫繁栄、家庭円満、道にあることから交通安全を祈願するものまで現在では幅広い意味合いを持っています。
道祖神|石像石仏の製造販売
近年、ご自宅用に道祖神を選ばれるお客様が増えています。ご自身やご家族、その他、道行く人の為にと道路側に姿を向けて設置される方もいらっしゃいます。お客様と話をしていて多くの方に共通する想いは、やすらぎや癒しを求めることだと感じます。お客様それぞれに祈りを込めて道祖神を選ばれます。
【安寧を願ってと道祖神をお庭に置かれたお客様】
道祖神|石像石仏の製造販売
【供養の気持ちを込めてというお客様】
道祖神|石像石仏の製造販売
【室内に飾っていただいているお客様】
道祖神|石像石仏の製造販売
【お庭に設置したフクロウの双体道祖神】
道祖神|石像石仏の製造販売
ご夫婦の名前や日にちを彫刻することもございます。ご自宅以外にも置きたい場所があるからと数点選ばれるお客様もいらっしゃいます。寄り添う2人の姿にご自身やご家族を重ねたり、幼い日の記憶を重ねられたりされます。道祖神の魅力の一つは、親しみやすさにあります。二人が並んでいる姿は気持ちが和みゆっくりとした時間が流れます。

7年前に道祖神を設置された方よりお手紙をいただきましたので一部をご紹介します。
~我が家の道祖神さまは庭の主として四季折々すっかり馴染んでおられます。時には小鳥たちが水浴びした身体の休み場所として蝶やトンボも骨休めをしたり私達を楽しませてくれます。そこにいらっしゃるだけで心がほんわかして笑みがこぼれます。(中略)私達が日々穏やかに過ごせるのも道祖神のお陰かもしれません。これからもずっと見守り。。。いや見守られているのかもしれませんね 大切にしたいと思っています~
お庭を取り巻く自然やご夫婦の暖かな眼差しが目に浮かぶようなお手紙です。
道祖神雪景色
リビングから眺めて楽しんでいますと雪景色のお庭のお写真もいただきました。苔が付きすっかり落ち着いた道祖神も居心地の良いお庭を気に入っているのではないでしょうか。山から分けてもらった石に職人が道祖神を刻み、お庭に置き、命が宿り“道祖神さま”になるのだと思います。嬉しいお手紙をありがとうございました。(N)

神奈川県の小田原にある香林寺様をご紹介します。こちらの境内にある三層仏塔と八体仏は弊社にて製作・設置させていただいたものです。平成9年の設置から23年が経ち笠にも八体仏にも苔がのってきています。
三層仏塔|小田原香林寺
中央に三層仏塔(15尺)があり周囲に十二支の守護尊『八体仏』が配置されています。
三層仏塔|小田原香林寺
十二支守護尊(八体仏)は生まれ年の干支によって自身の守護本尊が決められています。例えば子(ねずみ)年生まれの人は千手観音菩薩、戌(いぬ)・亥(いのしし)は阿弥陀如来など全部で8種類の仏様などです。それぞれの守護本尊の前から右回りに回ってお祈りしてみてください。お参りの仕方も案内がありますのでご参考ください。
三層仏塔|小田原香林寺
香林寺入口
小田原香林寺
山門前の六地蔵(3尺)は昭和63年10月に弊社にて設置させていただいたものです。先代のご住職に弊社へ足を運んでいただきご依頼いただきました。
六地蔵|小田原香林寺
頭巾と前掛けを付けて並んでいるお地蔵様を見つけると、一体ずつに前掛けの紐を結ぶ人の姿が思い浮かんできます。大切にしてもらっているお地蔵さんからは暖かな雰囲気が伝わってきます。
六地蔵|小田原香林寺
これまでに納めさせていただいた石たちが、年月を経てその地で大切にしていただいている姿に出会え嬉しい限りです。突然の訪問にも関わらず香林寺ご住職には温かく歓迎していただき感謝いたしております。(N)




~狛犬好きの皆様へ~
家庭用の狛犬が完成しました!
狛犬小型家庭用|製造販売
狛犬好きの方々には常識かもしれませんが、狛犬は2体で1セットですが2体とも狛犬ではありません。向かって左の頭に角があるものが狛犬(口を閉じた吽形)、右は獅子で角はなく口を開けた阿形で、狛犬と獅子で一対です。
元々はエジプトのライオンがモデルとなり、インド、中国へと伝わり日本へは獅子が2体の姿で伝来してきました。その後日本では狛犬と獅子の組み合わせが定着していきました。現代新しく作られるものの多くは角がない姿が一般的となり、左右の違いは阿吽の口の開きです。
神社の狛犬は素材やデザインもさまざまで、時代や地域、作者の違いによっても様々な姿をしています。頭に角ではなく宝珠の姿をしているものや、動きのある姿、表情も愛嬌があったり力強い顔をしていたり、一つ一つに手づくりならではの個性があります。同じものがなく、次はどんな狛犬に出会えるのかと愛好家の方々を魅了するのかもしれません。

【向かって左】→ 狛犬 頭に角があり 口を閉じた吽形
狛犬小型家庭用|製造販売
【向かって右】→獅子 頭に角がなく 口を開けた阿形
狛犬小型家庭用|製造販売
この狛犬にはモデルがあり、ブロンズ製のモデルを見比べると左右で巻き毛の向きが違いました。
口を開いている方は下向きに毛を巻いています。
狛犬小型家庭用|製造販売
口を閉じている方は上巻きに毛を巻いています。
狛犬小型家庭用|製造販売
口の開きで表情が大きく異なる為、それぞれの違いを際立たせ、よりよく見せる工夫なのかもしれません。
実は、こちらの狛犬は彫刻面を合わせるとピッタリ一つの石になります。
本鞍馬石 玉石狛犬
パカッと開くと 狛犬が現れます。
IMG_6136
一つの玉石から制作しておりますので、並べて置いても、別々の場所に飾っても繋がりが持てます。
狛犬小型家庭用|製造販売
ふたつ並んだ背中も寄り添っているような石の姿です。(N)
製作の様子はこちらから↓






狛犬愛好家の皆様へ
現在、ご家庭に飾れる狛犬を作っております。 高さ約30㎝
狛犬小型家庭用|製造販売
石に絵を描き込みベース(体の部位の位置関係を大まかに作る)を彫り込む。
元々の石肌の高さにより彫り込む深さが変わります。
今回は共石があり、獅子を彫る面同士が合わさる面白さを出すため、極力ノミを入れる面積を狭くしました。
狛犬小型家庭用|製造販売
下絵が消えてしまったので再び石に絵を描きます。赤鉛筆で下絵を描きマジックで本描きします。
狛犬小型家庭用|製造販売
こちらの狛犬は石川県の尾山神社のブロンズの狛犬をモデルにさせていただきました。イケメン狛犬と呼ばれているそうで、凛々しい狛犬です。
狛犬小型家庭用|製造販売
この狛犬を作っている石は元々ひとつの石でした。本鞍馬石(京都産)の玉石です。
狛犬小型家庭用|製造販売
石屋ではこのように同じ一つの石だったものを共石(ともいし)と呼び、別々の石材で作るよりも価値があるものと捉えます。(N)
狛犬小型家庭用|製造販売

完成はこちらの記事でご紹介しています↓







~うさぎの月見酒~ かわいい水鉢ができました!
月見酒|石製うさぎの杯鉢
杯を3匹のうさぎが持っている水鉢です。
天を仰ぎ至福のもの
月見酒|石製うさぎの杯鉢
夢中で飲んでいるもの
月見酒|石製うさぎの杯鉢
隣のうさぎを驚き見るもの
月見酒|石製うさぎの杯鉢
三者三様の姿です、じつはよく見るとお腹のふくらみ具合も異なります。
月見酒|石製うさぎの杯鉢
水を溜めると水が石を伝い、うさぎも濡れていきます。顔やお腹を濡らし飲んでいるようで微笑ましいです。
うさぎは縁起が良いとされており、家紋のデザインや石灯篭に彫刻されることもあります。うさぎが跳ねることから『飛躍』、子をたくさん産むことから子孫繁栄、『兎』の漢字が『免(れる)』と似ており厄除けになったり、大きな耳が福を集めるなどいわれます。
月見酒|石製うさぎの杯鉢
・水面に月を映し、うさぎと共に月見酒もいいですね
・床の間飾り(約40㎝ 人力で持ち運び可能)
・花器としてもご利用いただけます
・がんばれば、うさぎと並んで杯から呑むこともできます
月見酒|石製うさぎの杯鉢
製作の経緯
お茶道具の中に「蓋置」という道具があります。釜の蓋やひしゃくをのせる道具です。形には種類がありその中に『三人形みつにんぎょう』という唐子が三人外向きで手を繋いでいるデザインがあります。そこから着想して製作いたしました。内側を向いていた方がかわいいのでは?と三匹で杯を持つ姿になりました。三人形は三人の内、一人姿の違うものを正面とするのですが、こちらは三人とも違う姿になっております。(N)






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