岡崎市 老舗石屋㈱杉田石材店のブログ
石灯篭(とうろう)庭園・神社用など石製品の製造販売

【創業190余年の老舗石屋】国内最大級の在庫展示数 石灯篭(とうろう)水鉢など庭用石製品をはじめ、石製品全般取り扱っております。本格こだわりの手作り石灯篭(とうろう)をお探しの方は実際に見比べてください。工場では職人の制作風景もご覧いただけます。~心のかよう石づくり~をめざし見る人の心が豊かになるよう心を込めて造っております。これからも技術を絶え間なく積み重ねてまいります。当ブログでは石彫刻品 記念碑 石像 モニュメント等の製作過程や設置事例をはじめ石屋の日々をお伝えしております。

2020年06月

重たい石を「一人で人力で運ぶ方法」をご紹介します。
この方法は、重機が入れない狭い場所で有効です。
重たい石を人力で運ぶ方法
足場用の道板と呼ばれる板を使って作業します。

板は3㎝厚の樫、まはた4㎝厚のヒノキや杉を使います。
材質によって強度や割れ方、値段も異なります。
今回使用したのは4㎝厚の杉
※杉は割れる時は一気に割れてしまうので注意が必要です
石を扱う場合、薄いものは重量に耐えられない為、使用するのは危険です。

道板を安定の良い場所に置き、石に傷が付かないよう板の上に南京袋を敷きました。

今回は道板の脇にある灯篭に石が当たらないように道板を2枚重ねて高さを出しています。
※2枚重ねると不安定になるので、おすすめできません
通常は1枚で作業します。

また通路が狭いため板幅の狭いものを使用しています。
さっそく板の上を転がして移動します。
重たい石を人力で運ぶ方法
このように傾斜のあるところを下から上へと運び出すのは力がいる作業です。
大人二人で作業できる場合には、石を乗せた南京袋を道板の上を
持ち上げながらひっぱって運ぶ方が楽です。

一人で作業する場合には、道板の上で石を転がすように
移動させると小さな力で運べます。
重たい石を人力で運ぶ方法
角が尖ったものや彫刻の細やかなもの、
厚みが薄いものは一点に力が掛かった時に破損する場合があります。

丸型のものは道板から落下しないように、十分注意して作業してください。
重たい石を人力で運ぶ方法
安定のよい向きで仮置きします。
重たい石を人力で運ぶ方法
次に下のパーツを運びだします。
こちらは土に埋まっている部分もあり非常に重たいです。
重たい石を人力で運ぶ方法
道板から灯籠が落ちてしまわないように
90度向きを変えてから転がしました。
DSCF6540
がんばって持ち上げます。
この時、石の細い部分を支点にしていますが、
石の厚みや石の状態によっては、力の加わり具合で欠けてしまうことがあります。
これくらいの厚みがあれば大丈夫、という判断で作業しています。
重たい石を人力で運ぶ方法
ゴロンとさせて移動先まで運びます。
重たい石を人力で運ぶ方法
石を移動したい時にご参考ください。
無理せず安全に作業してください。(N)








灯籠は元々は明かりを灯す照明器具です。
ご希望によって木製格子を取り付ける場合があります。
石灯篭製造販売格子つき
今回はケヤキ材で製作しました格子と竹の押さえをご紹介します。
竹の性質を利用したこの方法、押さえる時にしなっている竹ですが、外した時には元に戻ります。
石灯篭の窓格子枠
【取り付け前】
石灯篭製造販売格子なし
竹で押さえる場合には笠の底面と受の上面に竹がひっかかる穴(溝)を作ります。ノミ仕上げのように石の表面に凹凸があれば、ひっかかりますが強い風などで竹がズレてしまう可能性もありますので受の余白3分の1位の場所に溝を作ることをお勧めしております。燈籠窓格子竹の固定位置
押さえの竹は皮の部分(緑色の方)を5-10mm幅で使用します。自作される時には孟宗竹は扱いにくいため真竹をお勧めいたします。
石灯篭の窓格子枠
格子を付けたり外したりは手間(面倒)と思われるかもしれませんが、お客様を迎える時や明かりを灯してゆっくりとくつろぐ自分だけの為に特別な儀式として、取り付けること自体を楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。
石灯篭の窓格子枠
竹の押さえを使わずに、格子をはめて固定する方法もございます。
用途や場所に合わせてお選びください。(N)

追記
2024.11現在 格子のご注文は受け付けておりません。
詳しくはお問い合わせご相談ください。
燈籠の格子窓

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