岡崎市 老舗石屋㈱杉田石材店のブログ
石灯篭(とうろう)庭園・神社用など石製品の製造販売

【創業190余年の老舗石屋】国内最大級の在庫展示数 石灯篭(とうろう)水鉢など庭用石製品をはじめ、石製品全般取り扱っております。本格こだわりの手作り石灯篭(とうろう)をお探しの方は実際に見比べてください。工場では職人の制作風景もご覧いただけます。~心のかよう石づくり~をめざし見る人の心が豊かになるよう心を込めて造っております。これからも技術を絶え間なく積み重ねてまいります。当ブログでは石彫刻品 記念碑 石像 モニュメント等の製作過程や設置事例をはじめ石屋の日々をお伝えしております。

2020年11月

弊社で扱っている石種の中で
岐阜県産みかげ石 蛭川石(ひるかわいし)をご紹介します。蛭川石黒雲母花崗岩|岐阜県産
石目は白・黒・グレーが混在する黒雲母花崗岩です。
巨石を利用した石垣でも有名な苗木城の近くで産出されます。

蛭川石は産出される地域によって、粒の細かいものもあります。
また、オレンジ色の錆が混ざった石色ものもあります。

ノミ仕上げとの相性も良く、
弊社ではノミ仕上げで製作するものの多くは、蛭川石を使用しております。

こちらは蛭川石で作られた『南峰』とういう活け込み灯篭です。
荒いムシリ仕上げたこともあり、力強い印象です。
南峰|石灯籠蛭川石ノミ仕上げ
近づいて見ると、ノミ跡の凹凸がよく分かります。
凹凸がある中で、良い形を作りだすことは技術のいることです。

少しずつ加減して削って形を作るのではなく、ノミを力強く
且つ、少ない回数で形を決めます。南峰の玉|石灯籠蛭川石ノミ仕上げ
広がった笠の形は、のびやかで力強さがあります。
笠の僅かなカーブの違いで、全体の印象が変わります。
南峰の笠|石灯籠蛭川石ノミ仕上げ
火袋の上下は、内側にキュッとすぼませて丸みを付けています。
南峰の火袋|石灯籠蛭川石ノミ仕上げ
受の角は自然な丸みを作ります。
南峰の受|石灯籠蛭川石ノミ仕上げ
柱の上部も、内側にわずかにすぼめて作ります。
南峰の柱|石灯籠蛭川石ノミ仕上げ
蛭川石の中粒の石目は、ノミ仕上げは相性がよく
灯籠や水鉢を製作すると石の持つ力強さとともに、手作りの温かみが感じられます。

ノミを使ったムシリ仕上げ【蛭川石】
南峰のノミ肌|石灯籠蛭川石ノミ仕上げ
ノミを使ったムシリ仕上げ【白石】
白石の詳しい説明 → 石種による石灯籠の違い~白石~
南峰のノミ肌|石灯籠白石ノミ仕上げ
それぞれの石の特性を活かしたものに仕上がります。(N)
石種による石灯篭の違い
白石の詳しい説明 → 石種による石灯籠の違い~白石~
南峰の製品案内

弊社で扱っている石種の中で
愛知県岡崎産白みかげ石『白石(しろいし)』をご紹介します。
白石(しろいし)両雲母花崗岩|愛知県岡崎産
白雲母と黒雲母の両方を持つ「両雲母花崗岩」という珍しい花崗岩です。

灯篭に苔が付いていると、表面の雲母が見つけづらいですが
光が当たるとキラキラっと小さな銀色の白い雲母が反射します。

みかげ石の中では柔らかく、岡崎みかげの中では安価で
灯篭や水鉢などでよく見かける石種です。
(現在は採石できず展示品限りの取扱いです)

同じ型の灯篭でも、使用する石種によって
石肌の風合いや灯籠全体の印象が変わります。
また、苔付きの良さや価格も変わることが多いです。

白石で作られた『南峰』という活け込み灯篭です。
全体に優しく柔らかな印象です。
南峰|石灯籠白石ノミ仕上げ
素朴な石の風合いがあります。
南峰の玉|石灯籠白石ノミ仕上げ
笠の形は、先端が上に跳ねており
スカートの女の子がクルクル回って遊んでいるようなふんわりした印象です。
南峰の笠|石灯籠白石ノミ仕上げ
火袋の上下は、内側にキュッとすぼませて丸みを付けています。
南峰の火袋|石灯籠白石ノミ仕上げ
受の角はカチッとせず、使い込んだような自然な丸みを作ります。
南峰の受|石灯籠白石ノミ仕上げ
柱の上部も、内側にわずかにすぼめて作ります。
灯篭全体がズドーンと見えずメリハリが付き上品に見えます。
南峰の柱|石灯籠白石ノミ仕上げ
白石は水を吸いやすく、苔が乗りやすいのでお庭に早く馴染みやすいです。
年数の経過とともに、角が撫でたような自然な丸みに変化し味わい深くなります。
見た目にも軟質特有の石の柔らかさが表れており、穏やかで優しい雰囲気なります。
南峰|石灯籠白石ノミ仕上げ
石種による石灯篭の違い
次回は蛭川石の南峰をご紹介します。(N)

蛭川石の詳しい説明 → 石種による石灯籠の違い~蛭川石~
南峰の製品案内

↑このページのトップヘ