岡崎市 老舗石屋㈱杉田石材店のブログ
石灯篭(とうろう)庭園・神社用など石製品の製造販売

【創業190余年の老舗石屋】国内最大級の在庫展示数 石灯篭(とうろう)水鉢など庭用石製品をはじめ、石製品全般取り扱っております。本格こだわりの手作り石灯篭(とうろう)をお探しの方は実際に見比べてください。工場では職人の制作風景もご覧いただけます。~心のかよう石づくり~をめざし見る人の心が豊かになるよう心を込めて造っております。これからも技術を絶え間なく積み重ねてまいります。当ブログでは石彫刻品 記念碑 石像 モニュメント等の製作過程や設置事例をはじめ石屋の日々をお伝えしております。

2020年12月

小さな石のお不動さんを作りました。25㎝×25㎝の木曽石
お不動さん(不動明王)石像の制作販売
石の中で天から地までを見渡し、右手の剣で悪を切り裂き 煩悩を断ち切る 左手の羂索で悪や邪を縛り上げ、苦しんでいる人たちを救い出す 怒った険しい顔をしていますが煩悩に苦しむ人々を救済してくれる優しい心のお不動さんです。
不動明王お不動さん|木曽石
木曽石は素朴な見た目で飛び石・沓脱石・積み石などにも多く使用される石です。この石の面白さはザラメのような石の粒(鉱物)が大きく混ざっているところにあります。
木曽石
粒によって、硬い・もろいなど硬さが大きく違うと細かな彫刻には向きませんが、この石はどの粒も同じような硬さなので細かな彫刻ができます。
不動明王お不動さん|木曽石
石の表面はザラザラとしていて所々に気泡があります。石をカットしてみると大小の粒(鉱物)が混ざっているのがよく分かります。
石のカット断面|木曽石
木曽石の切削面を磨いた記念碑↓磨くことにより鉱物がハッキリとします。表面の素朴な雰囲気とは対照的に磨き面は近代的でかっこよく、自然が生み出す石の美しさを感じます。(N)
木曽石の磨き面|記念碑


12月29日(火)から1月4日(月)までお休みいたします。1月5日(火)より通常営業いたします。
蛙(本鞍馬石)
本年は身近なものに目を向け、当たり前の有り難さに気付く年となりました。
それぞれの日常があり暮らしがある中で、ふと足を止めて一休みするそんな時間のお手伝いができたら嬉しいです。今年も私たちは色々な方に支えられ無事に過ごすことができました、ありがとうございました。

縁起物のふくろうは「不苦労・福来郎」といって縁起ものなんですよと説明しています。「苦労がない」のもいいですが「福が来る」の方が明るくていいですよね、捉え方次第で気持ちが前向きになります。
来年はどんな出会いがあるだろう(N)


不老門と彫られた石碑をご紹介します。
不老門(甲州鞍馬石)|石門
お客様より不老門ってどういう意味ですか?とお尋ねがあり、うっすらとした記憶の中で瓦塀の入口にある門の姿を思い出しながらお返事してたのですが、改めて調べましたのでご紹介します。
不老門(甲州鞍馬石)|石門
文字から推測する通り、門をくぐると老いない(長生きする)という意味。
長生殿裏春秋富 不老門前日月遅ちょうせいでんりしゅんじゅうとみ ふろうもんぜんじつげつおそし という漢詩があり
長生殿の中は季節の移り代わりに富み、不老門の前は月日の流れが遅い。という内容です。
これはお祝いの詩で中国では書初めにも使われる有名な漢詩で不老門の言葉が使われています。

世界遺産でもある韓国の昌徳宮(チャンドックン)には王の長寿を願って作られた不老門(プルロムン)があり、門をくぐったものは老いることがないという言い伝えがあるそうです。四角い大きな板状の石の中心をくり抜き、トンネルのようにくぐれる門です。通常、門は柱を2本建てて屋根を乗せる構造にして石材のロスがなく効率的に作られますが、こちらは長寿を願って継ぎ目がないように一枚の石をくり抜いて作られています。

不老門を調べていると、日本では護国寺の門にも不老の文字が額にありました。また「不老門」という商品名のお酒やお菓子もあり、長寿のお祝いにも喜ばれそうですね。
また石柱に不老門と刻まれた物も存在しています。(弊社展示販売品↓詳しい製品案内はこちら
不老門(甲州鞍馬石)|石門
こちら↓は弊社にて以前製作した門。上部アーチ状の箇所に不老門と彫刻しました。※一つ石ではありません
石製の門(不老門)
色々と検索していると、韓国大統領府の庭園にも昌徳宮の不老門を模したと思われる一石で作られた不老門がありました。2017年韓米大統領夫人が門を通過している写真があり韓国の文化に根付きシンボル的なものに感じました。意味を知ると思わずくぐりたくなるのは世界共通です。(N)

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