石はじっとそこに有るだけなのに、
お祈りすることで穏やかさや安心感を得ることがあります。
普賢菩薩石像
地蔵石仏
木村セツさんの『91歳セツの新聞ちぎり絵』より
〈おめでたいとき、農業している人集まって、
村の氏神祭で神さんにお供えします。
神さんは何も言わんけどお祈りしてたら
自分の中になんか変わるもんあるで、お母さんようゆうてな。

読んでいて思わず「そうそう」と思いました。
なんとなく手を合わせているようでも、
お祈りすることで自分と向き合えることもあります。
三猿石像|新城市庚申寺
三猿石像の模刻を通して、
人々が手を合わせてお祈りすることを改めて考えました。

手を合わせることは落ち着いて立ち止まり、
昔を思い出したり、考えたり、将来の希望を願ったりして
過去現在未来の自己や取り巻くものを見つめ直す時間(場所)になっているのではないでしょうか。

手を合わせている時は自覚がなくても、
振り返ってみると大切な時間だったと気が付きます。

こちらは手を合わせる前から、釣られて
こちらも笑顔になってしまう布袋さんの石像です。

布袋さんには周りの空気を華やかにしてしまう力があり、
笑顔に福が集まってきそうな魅力があります。
見ているだけで気持ちが明るくなります。(N)
布袋石像