12月29日(水)から1月4日(火)までお休みいたします。1月5日(水)より通常営業いたします。
~来店されるお客様のお話~
原付バイクで来店されるお客様、数年前にご自宅のお庭に灯篭を納めた方です。「みんながあれはいい灯篭だねえって褒めてくれる 気に入ってるんだ」とお話しされました。お庭で灯篭も喜んでるだろうなと思い浮かべます。こういうお話を聞ける時が本当にうれしいです。
イタリアの方が、ここで石燈籠を買ったことを妻には内緒にしないととおっしゃるので、怒られてしまうのかと思いきや、妻を連れて来たらもっと買ってしまう、僕より石が好きなんだからと笑って教えてくれました。ご夫婦ともに石造物がお好きなのだそうです。
いい遊び場が出来たよ と展示場を散策されるご夫婦は日帰り旅行ほどの距離ですがご遠方より足を運んでいただいています。ご自身で運べるサイズのものを選んで乗用車に載せて帰られます。
石好きが共感するとお互いに笑顔になります。
ひとつの石でも見る人によって感じ方や見る角度が変わり、自分では気が付かなかった石の魅力を知ることができました。ひとつひとつの出会いに感謝したします。(N)
2021年12月
野面(山灯篭・化け灯篭)燈籠|本鞍馬石
石燈籠の種類の一つに、自然の石を組み合わせて
作られる野面(のづら)灯篭があります。
山灯篭・化け灯篭と呼ぶこともあります。
自然の中から相応しい形やサイズを選び、
一つの灯篭として調和させることは簡単ではありません。
こちらは、弊社で展示販売している
本鞍馬石の野面灯篭(高さ5尺)※既に完売(2025年現在)

自然の石を組み合わせており、世界にひとつの灯篭。
ひとつひとつの石を見ても面白く
特に玉や笠は、本鞍馬石らしい石肌をしています。

笠の底面はほぼ平らですが、カット面ではありません。
火袋に使う石は、中央にくり抜きの加工をします。

笠との接合面、受との接合面など
合わせ目は、安定するように加工しています。
平らに石を切って合わせているわけではないので
少しでもずれてしまうと、不安定になる恐れがあります。
例えば、火袋の上下向きを間違えて設置してしまうと
不安定になり危険です。
ただ、積み重ねているように見えても
合わせ目の加工がしっかりとされています。
印を付けずに解体してしまうと、
同じように立てることが難しいので注意が必要です。
特に火袋の向きは印がないと分かりづらいです。
印のないパーツは、正しい接合位置を探すのも一苦労です。
どうしても分からない時は、より安定する場所と向きを探しながら立てることになります。

別角度だと石の見え方が変わるのも、自然石の魅力です。
均整のとれた形ではなく、個性がある石の方が
面白味が出て魅力的な灯篭になったりします。


こちらの地輪(台になる石)は
沓脱石にも使えるような形なので、鞍馬石を使った贅沢な灯篭でもあります。

自然石を組み合わせた灯篭は、素朴に見えますが
美しい野面灯篭を生み出すには、石を見極める力と
良い石との巡り合わせが必要です。(N)
作られる野面(のづら)灯篭があります。
山灯篭・化け灯篭と呼ぶこともあります。
自然の中から相応しい形やサイズを選び、
一つの灯篭として調和させることは簡単ではありません。
こちらは、弊社で展示販売している
本鞍馬石の野面灯篭(高さ5尺)※既に完売(2025年現在)

自然の石を組み合わせており、世界にひとつの灯篭。
ひとつひとつの石を見ても面白く
特に玉や笠は、本鞍馬石らしい石肌をしています。

笠の底面はほぼ平らですが、カット面ではありません。
火袋に使う石は、中央にくり抜きの加工をします。

笠との接合面、受との接合面など
合わせ目は、安定するように加工しています。
平らに石を切って合わせているわけではないので
少しでもずれてしまうと、不安定になる恐れがあります。
例えば、火袋の上下向きを間違えて設置してしまうと
不安定になり危険です。
ただ、積み重ねているように見えても
合わせ目の加工がしっかりとされています。
印を付けずに解体してしまうと、
同じように立てることが難しいので注意が必要です。
特に火袋の向きは印がないと分かりづらいです。
印のないパーツは、正しい接合位置を探すのも一苦労です。
どうしても分からない時は、より安定する場所と向きを探しながら立てることになります。

別角度だと石の見え方が変わるのも、自然石の魅力です。
均整のとれた形ではなく、個性がある石の方が
面白味が出て魅力的な灯篭になったりします。


こちらの地輪(台になる石)は
沓脱石にも使えるような形なので、鞍馬石を使った贅沢な灯篭でもあります。

自然石を組み合わせた灯篭は、素朴に見えますが
美しい野面灯篭を生み出すには、石を見極める力と
良い石との巡り合わせが必要です。(N)
石像の模刻(複製・レプリカ)制作2|三猿石像
三猿石像の模刻をさせていただきました。制作過程をご紹介します。
原型となる三猿についての詳しい紹介は過去の記事にあります↓
今回使用した岡崎産の牛岩石の山です。石を切り出す丁場はいつ行ってもワクワクします。空気の違う別世界で石に囲まれた雰囲気と圧巻のスケール感が写真では伝わないのが残念でなりません。

山から切り出した石を原型の猿と並べます。

石に原型のアウトラインを写します。原型には基準とする箇所に赤色のシールを貼っています。

切り込みを入れます。


切り込みを入れた深さまで石を取り除きます。

計測したり触ったり見比べながら大まかに削っていきます。



風化して目がなくなっていた『聞かざる』の目は、地元の方にも古い写真を探してもらいましたが元の姿は分かりませんでした。どんな目だったのか、彫りの深さ・まぶたや目の開きなどを他の部分の彫刻具合から想像し、他の二匹の猿も参考にして考えます。原型の像に粘土をつけて目を作り再現します。

風化して石がなくなっている箇所は元の姿を考えながら作ります。

立体物は見る角度や視線の高さによっても印象が変わる為、腕の細さやくびれ具合、胸の厚さなど新旧見比べながら制作していきます。人が座っているように見えてきます。猿ではなく、人をモデルにして作られています。

三体の中で破損が少なく原型の姿がより残っている『聞かざる』から制作していきます。

原型に使われている石は新城市で産出されていた凝灰岩の玖老勢石(くろぜいし)と思われます。現在入手することができず、今回は彫刻にも適している花崗岩の牛岩石にて制作しています。


原型の額の皺などは浅い線が彫ってあるだけのように見えますが、きちんと立体的に彫刻されています。見えればみるほど魅力的な猿です。『見ざる』『言わざる』も順次紹介していきますが、『聞かざる』はお父さん(作者?)ではないでしょうか(N)

原型となる三猿についての詳しい紹介は過去の記事にあります↓
今回使用した岡崎産の牛岩石の山です。石を切り出す丁場はいつ行ってもワクワクします。空気の違う別世界で石に囲まれた雰囲気と圧巻のスケール感が写真では伝わないのが残念でなりません。

山から切り出した石を原型の猿と並べます。

石に原型のアウトラインを写します。原型には基準とする箇所に赤色のシールを貼っています。

切り込みを入れます。


切り込みを入れた深さまで石を取り除きます。

計測したり触ったり見比べながら大まかに削っていきます。



風化して目がなくなっていた『聞かざる』の目は、地元の方にも古い写真を探してもらいましたが元の姿は分かりませんでした。どんな目だったのか、彫りの深さ・まぶたや目の開きなどを他の部分の彫刻具合から想像し、他の二匹の猿も参考にして考えます。原型の像に粘土をつけて目を作り再現します。

風化して石がなくなっている箇所は元の姿を考えながら作ります。

立体物は見る角度や視線の高さによっても印象が変わる為、腕の細さやくびれ具合、胸の厚さなど新旧見比べながら制作していきます。人が座っているように見えてきます。猿ではなく、人をモデルにして作られています。

三体の中で破損が少なく原型の姿がより残っている『聞かざる』から制作していきます。

原型に使われている石は新城市で産出されていた凝灰岩の玖老勢石(くろぜいし)と思われます。現在入手することができず、今回は彫刻にも適している花崗岩の牛岩石にて制作しています。


原型の額の皺などは浅い線が彫ってあるだけのように見えますが、きちんと立体的に彫刻されています。見えればみるほど魅力的な猿です。『見ざる』『言わざる』も順次紹介していきますが、『聞かざる』はお父さん(作者?)ではないでしょうか(N)
