岡崎市 老舗石屋㈱杉田石材店のブログ
石灯篭(とうろう)庭園・神社用など石製品の製造販売

【創業190余年の老舗石屋】国内最大級の在庫展示数 石灯篭(とうろう)水鉢など庭用石製品をはじめ、石製品全般取り扱っております。本格こだわりの手作り石灯篭(とうろう)をお探しの方は実際に見比べてください。工場では職人の制作風景もご覧いただけます。~心のかよう石づくり~をめざし見る人の心が豊かになるよう心を込めて造っております。これからも技術を絶え間なく積み重ねてまいります。当ブログでは石彫刻品 記念碑 石像 モニュメント等の製作過程や設置事例をはじめ石屋の日々をお伝えしております。

2022年08月

石像、台石完成後の設置写真です。    製作の様子はこちらから
象の石像設置工事|笠寺観音(笠覆寺)
象の石像設置工事|笠寺観音(笠覆寺)
象の石像設置工事|笠寺観音(笠覆寺)
象の石像設置工事|笠寺観音(笠覆寺)
象の石像設置工事|笠寺観音(笠覆寺)
象の石像設置工事|笠寺観音
石像周りの工事も終わり最終完成です。
象の石像彫刻|笠寺観音(笠覆寺)
象の石像彫刻|笠寺観音(笠覆寺)
笠寺観音(笠覆寺)様の由来は、雨ざらしでびしょぬれだった観音さまを見て、自分がかぶっていた笠をかぶせた女性が、京からやってきた青年貴族・藤原兼平(ふじわらのかねひら)公にみそめられ、長者の家で仕えていたところから、京に召され、兼平公と結ばれた事から笠の模様が有名です。
石像の背中部分にこの模様がございますが、原型を少し変えて隠れミッキーのように他のどこかにもこの模様がございます。
実際に石像をご覧になった際は探してみてください。

笠寺観音様は尾張四観音の一つで、地域や電車の駅名になる有名な寺院です。
名鉄本線本笠寺駅から徒歩三分で、縁結びのお寺でもございますので是非お出かけください。(毎月6日16日26日は青空市18日は縁日がひらかれます)

 

笠寺観音再整備事業の一環で、本堂西会館前に象さんのお像を、弊社製作及び設置いたしました。
象の石像制作|笠寺観音(笠覆寺)
御住職の依頼で、原型を植野のぞみ様(造形作家)、石彫を弊社佐藤が製作致しました。
原型と完成品|オリジナル石像の製作(オーダーメイド)
原型が石でなく彩色もあるので、石材に細かな彫刻が必要な為、石像の原石は(岡崎産)牛岩石を使用しました。
牛岩石は日本のみかげ石で3番目に高価な石ですが、彫刻している時に角が欠けにくい事と、石目が細かいので石彫に適した石です。
石の採石所(牛岩青石)|愛
象の石像製作過程(牛岩原石)|笠寺観音(笠覆寺)(牛岩原石)
石像の台石は(豊田産)花沢石を使用いたしました。
台石(花沢石)|笠寺観音(笠覆寺)
佐藤は石職人ですが、芸術大学大学院を卒業しており芸術作家でもございます。
職人としては今回のような依頼も得意にしています。
象の石像製作過程|笠寺観音(笠覆寺)
象の石像製作過程|笠寺観音(笠覆寺)
象の石像制作過程|笠寺観音(笠覆寺)
象の石像製作過程|笠寺観音(笠覆寺)
笠寺観音(笠覆寺)での設置工事へ続きます。↓



木工職人さんが手掛けた格子を見に山中八幡宮(愛知県岡崎市)へ行ってきました。八幡宮の入口より手前に立つ常夜灯です。柱には『常夜灯』ではなく『常燈』と彫ってあり昼夜問わず灯りが灯っていたのでしょうか。
常夜燈|山中八幡宮(岡崎市) (4)
国道一号線から見える常夜灯(常燈?)は遠くから見ても大きなことが分かります。
常夜燈|山中八幡宮(岡崎市) (1)
天保四年(1833年)190年前の灯籠です。
常夜燈|山中八幡宮(岡崎市) (3)
この灯籠の受には正面に『萬歳』と刻まれていました。
常夜灯に刻まれた『萬歳』の文字は初めてみました。両手を上げるばんざいの意味ではなさそうなので調べてみると、読み方はばんぜい 長寿や長く栄えることの意味があるとのことで村の繁栄を願って彫られたのではないでしょうか。萬歳は今まで私が気が付かなかっただけで当時はポピュラーな彫刻で他にも見つけられるかもしれません。強い意志を感じる萬歳の文字。
常夜燈|山中八幡宮(岡崎市) (2)
秋葉山(静岡県浜松市)に近いことからか三河地域では秋葉信仰が盛んで石の産地である岡崎では現在も秋葉山の常夜燈が街道沿いに数多く残っています。秋葉山の常夜灯の場合には受の部分には秋葉山の文字が刻まれていたり、模様や紋などが刻まれることもありますが無地の場合も多いです。
『天保四年癸巳年 春三月吉日』春と刻むあたり今よりも季節の節目を喜び祝っていたのかもしれません。現代と異なる部分が見つかると、当時の人々の思いが垣間見れたようで歴史に触れた気がしてきます。新設する場合、お客様へは一般的なデザインや彫刻をお勧めしていますが、決まりきった言葉よりも自分たちの考えた言葉や文字のほうが思いを後世まで残せるように感じました。
常夜燈|山中八幡宮(岡崎市) (3)
山中八幡宮には徳川家康が三河一向一揆の際に、身を隠した洞窟があり、穴から二羽の鳩が出てきた姿を見た兵が『中に人かいるなら鳩がいるわけがない』と穴の中を探さなかったことで逃げ延びたという逸話があるそうです。後に鳩ケ窟と名付けられた洞窟が今も境内にあるそうです。このことから参道両脇の灯籠には鳩が二匹デザインされたり、徳川家の葵の紋がある灯籠が多くありました。
山中八幡宮灯籠鳩
階段の両脇には石灯篭がたくさんあり、どうやってここまで運び上げたのだろうと要らぬ心配をしてしまいます。階段を上ると入口からはまったく見えない開けた社殿がありました。山全体が山中八幡宮といった感じで八幡宮が山で隠されているようでした。
常夜燈|山中八幡宮(岡崎市) (5)
鳥居が山中八幡宮への入口です。(N)

常夜灯に関連する記事↓


 

神社には古い石灯篭が多く残っています。
時々見かけるのが、台石に隙間ができて灯篭本体が傾いてしまっている燈籠です。↓
燈籠傾き直し|神社石灯籠
一番下の台石は四つの石を組み合わせて作られています。(再設置時の写真です↓)
燈籠傾き直し|神社石灯籠 台石の組合せ
本来は4つの石すべてに上の石が乗っていないといけません。
工事前は③の石が内側へ傾いてしまい④と②も水平で無いために上の石が傾いてしまっていました。台石が水平でなくなると上に乗っている燈籠は傾いてしまいます。
燈籠傾き直し|神社石灯籠 台石の隙間
このように台石に隙間ができて少し傾いている燈籠は重心がずれてしまい倒れやすい状態になっています。石の上に人が乗ることにより重心が更にずれる可能性もあります。傾きが大きくなると石の落下に繋がります。また地震などの揺れにも弱くなっています。

石自体に問題がなければ、灯篭を一度解体して基礎工事をして同じ位置に立て直すことが出来ます。

傾いていた燈籠の基礎工事をやり直し、燈籠を再設置した様子をご紹介します。
地盤に応じて杭を入れます。
燈籠傾き直し|神社石灯籠 再設置工事
砕石を入れランマー(てん圧機)で叩き締めコンクリートを入れた上に台石を水平に設置します。
燈籠傾き直し|神社石灯籠 台石設置
内側にも砕石とセメントを入れ燈籠土台を据え直します。
燈籠傾き直し|神社石灯籠再設置工事
燈籠に付いていたセメントは取り除きます。
燈籠傾き直し|神社石灯籠 セメント掃除
再設置後
燈籠傾き直し|神社石灯籠再設置後1
本来の姿に戻りました。
燈籠傾き直し|神社石灯籠再設置後2
石に隙間ができる原因は、地盤による地面の変化や基礎工事のやり方が考えられます、例えば長い年月の中での雨や小さな地震の繰り返しなどで地面が下がってしまい石が動いてしまうことがあります。水はけの悪い場所や粘土質の地盤も傾きが生じやすいです。傾きが生じると自然に元に戻ることはありません。小さなきっかけで倒れてしまう危険性があります。

傾いている燈籠はなるべく早く再設置するほうが安心です。
工事がすぐにできない場合には人が近づかないように案内をしたり、状態によってはロープや柵の設置など対策をすることをお勧めいたします。古い灯篭や傾きが心配な場合にはご相談ください、安心して参拝できるようにご提案いたします。(N)




「お墓のセットではなくて花を入れる部分だけって売ってますか?」
今までは竹で自作したものを使っていたというお客様、竹林から丁度良い太さの竹が手に入りにくくなってしまったそうで、石製のものに変えたいとのことでご来店いただきました。

お花を入れるこの部分
お墓の花立|花立のみの販売 (2)
お墓やお地蔵さまなどにお花をお供えする花器を花立(はなたて)といいます。花入れ、花つぼなど呼び名は地域性もあるかもしれませんが私たちは花立と呼んでいます。
こちらは名古屋型の標準的なお墓用と同じサイズの花立です。
横幅130㎜ 奥行120㎜ 高さ320㎜(ご希望サイズでお作りできます)
お墓の花立(石製)|花立のみの販売 (1)
石製の花立にステンレスの花立金具を入れて使います
お墓の花立(石製ステンレス金具)|花立のみの販売 (3)
背面に水抜き穴があります。
お墓の花立(石製ステンレス金具)|花立のみの販売 (4)
背面は後ろの石にくっつけるため平らに加工しています。
お墓の花立(石製)|花立のみの販売 (5)


地面に差して使う花立(野立て)プラスチック製
60㎜丸 410㎜(内埋め込み部180㎜)
お墓の花立地面に差す|花立のみの販売 (7)


地面に差して使う花立(野立て)ステンレス製
75㎜丸 215㎜(内埋め込み部90㎜)
お墓の花立地面に差す|花立のみの販売 (6)
お墓の付属品(花立・水鉢・ロウソク立て・塔婆立・墓誌など)のみでの販売もしています。花立の穴を大きく加工し直すこともできます。お困りのことがありましたらお気軽にご相談ください(N)







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