岡崎市 老舗石屋㈱杉田石材店のブログ
石灯篭(とうろう)庭園・神社用など石製品の製造販売

【創業190余年の老舗石屋】国内最大級の在庫展示数 石灯篭(とうろう)水鉢など庭用石製品をはじめ、石製品全般取り扱っております。本格こだわりの手作り石灯篭(とうろう)をお探しの方は実際に見比べてください。工場では職人の制作風景もご覧いただけます。~心のかよう石づくり~をめざし見る人の心が豊かになるよう心を込めて造っております。これからも技術を絶え間なく積み重ねてまいります。当ブログでは石彫刻品 記念碑 石像 モニュメント等の製作過程や設置事例をはじめ石屋の日々をお伝えしております。

2023年10月

先日サッカーの超名門校である静岡学園様にてサッカー部の全国優勝を記念した石碑を建立させていただきました。台座部分には中学、高校合わせて4度の全国優勝を刻んだプレートを取り付けてあります。プレートはネジ止めで優勝する度に交換出来るようになっており、名門校ならではでないでしょうか。
石の優勝記念碑
記念プレート
工事前現調に伺った際には設置予定場所にとても立派なコウヤマキが植樹されていました。
今回この記念碑を設置するにあたり移植する必要があったのですが、植木屋さんいわくコウヤマキは移植がとても難しい木で、移植してもほとんど枯れてしまうそうです。その為、地元の神社さんに供養神事をしていただき抜根する事になりました。
石のモニュメント記念碑設置場所
設置工事は初日に土台部分、2日目にメインとなる本体の設置で1泊2日で作業させていただきました。
設置場所は花壇にようになっており、地盤が柔らかくそのまま設置するには少し不安だったので、杭を4点打ち込みました。幸い4点共打ち込んだ杭が固い層にあたりとまりました。時々打ち込んだ杭がズボズボ全部埋まってしまう時がありますが、それは固い層にあたっていないという事なので、途中でとまった方が杭がしっかり効いているという事になります。

記念碑、石工事
石の記念碑設置
台座の真ん中は4つの石で組み上げる為、耐震用コーキング材に加えコーナー金具で止めておきます。
土台、石接着
記念碑土台
モニュメント土台
Vはなるべく立体的な造形にしたいとのご要望だったので、Vの字型に真ん中はくり抜きました。
記念石碑設置
石 記念碑
Vの中心にボールを落とし込みます。綺麗な正球体に見えてもどこかで1㎜直径がくるっていればうまく納まりませんので、設置前に工場内で何度も仮置き、微調整をし位置をしっかり決めてから設置にのぞみました。
記念碑ボール型
球 記念碑
完成です。
校門を入ってすぐの、とても目立つ場所に設置されました。
記念碑 石 サッカー
どこから見てもVの字です。
サッカー 記念碑
記念碑完成
寄贈プレート 石
サッカーボール 記念碑 石
サッカー少年だった自分にとって、今回ご縁で全国に名を轟かせるサッカー超名門校である静岡学園で記念碑を設置出来る機会に恵まれた事はとても光栄でした。
静岡学園=サッカーのイメージでしたが、学校内には様々な部活動の活躍を称える垂れ幕があり、サッカー以外でも優秀な成績を残しているのが分かりました。滞在中に校内をご案内いただいたのですが、沢山のトロフィーや優勝旗が飾られており、柔道でも日本一になっているそうです。
滞在中先生方にはとてもお世話になり、本当に感謝しております。
今回だけではなく、また次回もご縁がある事を願っております。





















三重県亀山市栄町の東海道沿いに立っていた能褒野神社二の鳥居を、
5キロ先にある神社へ移動し、再設置しました。
石鳥居移設設置工事|三重県能褒野神社
石鳥居移設設置工事|三重県能褒野神社
1.5尺神明鳥居
大正十五年に建てられた鳥居(貫のみ新しいものに交換)
柱の直径が1.5尺(45㎝) 柱の長さは15尺(4.5m)
※石鳥居のサイズは柱の太さで表します。

【工事前】
事故により、貫がない工事前の鳥居
鳥居移設工事|解体前
解体された鳥居を再設置できるように、現地にて一部を石材を加工します。
アスファルトの中に埋まっていた沓石(柱の土台)
底面は、石の「皮(かわ)」と呼ばれるゴツゴツとした天然面でした。石鳥居移設(移動)工事|能褒野神社
再設置の際に、水平が出しやすいように、
凹凸の大きい面は、石をすり切って平らにします。
石鳥居移設(移動)工事|能褒野神社
貫が、はまっていた柱のはめ込み穴には
セメントや貫の一部が残っていました。

穴の周りのセメントは、過去に貫が交換された際の補修跡です。
石鳥居移設(移動)工事|能褒野神社
新しい貫をはめるために、穴の中をきれいにします。
石鳥居移設(移動)工事|能褒野神社
柱の天面に残っているセメントも、きれいに落とします。
石鳥居移設(移動)工事|能褒野神社
石鳥居移設(移動)工事|能褒野神社
石鳥居移設(移動)工事|能褒野神社
鳥居を再設置するには、このように石材加工が必要となります。

また、地中に埋まっている沓石は
掘り出さないと、再利用できるか判断できない場合があります。(N)

次は石鳥居の設置の様子をご紹介します。








水鉢の水は、縁まで溜めると思いますが
縁が2か所あるときは、どうしますか?
水鉢つくばいの水の量
こちらの水鉢の水穴をよく見てみると、
内側の穴は、水が溜まるように深くなっていますが
外側に3㎝幅の浅い段差が作られています。
水鉢(つくばい)の水穴
正式な名称かは分かりませんが、掛子(かけご)と呼ばれることがあります。
掛子(かけご)とは・・・
外側の箱の縁に掛けて内側に納まる箱(茶箱などに用いられます)

この浅い段差に水を溜めるか、溜めないかで
水鉢の印象が大きく変わります。

【内側の水穴のみに水を溜める】
つくばいの水穴
【外側の浅い段差にも水を溜める】
つくばいの水穴
水が少し増えただけで、水がたっぷり入っているように見え
水鉢のデザインも違って見えます。

【内側の水穴のみに水を溜める】
水鉢(つくばい)の水穴
【外側の浅い段差にも水を溜める】
水鉢(つくばい)の水穴
水面が広がるので、映り込みの景色を楽しみたいときにも向いています。

こちらは、水穴は四角で、外側には円形の縁が作ってある水鉢
【四角の穴にのみ水を溜める】
水鉢(つくばい)の水穴と水量
【円形縁まで水を溜める】
水鉢(つくばい)の水穴と水量
水の面積が広がり、水面の反射が涼しげな景色になります。

四角穴にのみ水を溜める
水鉢(つくばい)の水穴と水量

円形部にも水を溜める
水鉢(つくばい)の水穴と水量
水面が変わるだけで、水鉢全体の見え方が変わってきます。
一つの水鉢で、二つの景色を使い分けていただけます。

使い分けの例
季節によって水の量を変える
夏は水量を増やして、水面を広げ見た目の涼しさを演出します。
寒い季節には、水面を小さくしたほうが水が凛として、美しく見えたりもします。

水面が狭いと、
水が尊く感じられ、佇まいに品が出るような印象です。

水面が広いと
涼しさの演出、映り込みの効果

デザインによっては、縁に段差のないものもあります(N)
水穴の縁





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