壊れた常夜燈
灯篭の上に木が落ちてきた為に、常夜燈の上の部品が参道に落下してしまいました。
腐りかけた木が見上げるような高さから落ちてきたようで、これが日中人通りのある時間だったらと想像すると、ゾッとします。幸いにも、落下した時には近くに人はいなかったようでケガ人がなくて本当によかったです。
1m角の大きな常夜燈の笠はひっくり返って地面に落ちて割れてしまいました。火袋はバラバラに、玉は無事、受けは小さな欠けはありますが、割れはありませんでした。
壊れた石灯篭神社常夜燈
灯篭の笠の大きく割れた部分は修復することに、柱が折れて修復できない状態の火袋は新しく作り変えることになりました。

小さな欠けの場合、目立たない向きに欠けている箇所を向けて、直さずそのまま設置し直すことも考えられますが、今回のように常夜燈の笠が、これだけ大きく欠けていると重量バランスが悪いため危険です。
また柱が折れてしまった火袋は接着剤等で元の姿に戻すことも可能ですが、上に重たい笠、玉が乗ることを考えると強度が弱く危険なため修復は困難です。

石の質によっては加工途中で石が割れてしまうなど、修復が困難な場合もございます。こちらの灯篭に使われている石は非常に硬い良質の御影石で、割れた断面をみても風化せず、しっかりとした石目が見られました。
この常夜燈に刻まれていた年号は安政四丁巳年 1857年
常夜燈安政四年
今から158年前の灯篭です。
石質や造りを見ても、当時の腕の良い職人さんが加工したのだろうと想像できます。
これだけ硬い石を山から切り出すことも今とは比較できないほどに苦労したことでしょう。
幕末の時代に地域の人の願いが込められて建てられたであろう常夜燈、修復してまた神社の前に建てられるような姿にします。
修復の作業工程は、またご紹介させていただきます。
修復について>>

*よろしければ、わたしたちのホームページもご覧になってください*
【杉田石材店】
TEL:0564-21-2871
杉田石材店ホームページ

お問合せやご相談はラインからもできます

友だち追加