石を半分にする方法には二種類あります。
①切る②割るという方法です今回は②割る方法をご紹介します。石屋ではよく見る風景です。職人さんたちがトン・トン・トン・・・と叩いてドスッと割り落としているイメージなので、自分にもできるのではないかと、石割体験をしてみました。(普段重いものなど持たない成人女性)すべてスタンバイしてもらい叩くだけの状態からスタートです。赤の斜線部が不要な為、割り落とします。
今回使うのは9㎝程度の豆矢(まめや)という道具です。
横から見ると、こんな形です。
割りたいラインに機械で切り込みを1寸程度入れ、隙間に豆矢を入れます。
今回使う石には、矢を入れる近くに2ヵ所穴があいている為、うまく割れるように多めに4ヵ所に豆矢をいれました。石の大きさ的には3ヵ所くらいでも割ることは可能です。
矢を垂直に入れます。
豆矢の上部を石頭(セットウ)で打ちます。重さ1.5㎏の石頭を何度も振り下ろすは結構重労働です。
端から順番に矢が止まるまで打ち込みます。ごくわずか石に入っていきます。
職人さんなら一回ずつ打てば終わりますが、素人の私がやる場合一つの矢を3回位叩かないと矢が入りません。叩いても叩いても「もう一回」「もう一回」と職人さんに言われます。
【右から左へ一通り打ち終わった後】次は左から右へ順に打っていきます。
立っている位置から矢までの距離が遠く、前かがみの体勢で力が入りにくく、やりづらいです。途中で矢が斜めに傾いてしまい職人さんにまっすぐ打ち直してもらうと、
「あ、今の効いちゃったな」
「え?」
「もう割れるよ」
一打ちトン!
最後に矢を打ち直してもらった矢が決定打となり3往復目にしてようやく割れました。たぶん職人さんなら一往復で割れると思います。。。本当に大変でした。
なんなく作業しているように見える作業が案外大変だったりします。イベントで行われる石割体験は作業しやすい位置と高さなど配慮して、割りやすい石を用意する訳ですが、当然ながら普段の仕事はそういうわけにもいかず。しかし、びくともしないような石が手のひらサイズの矢を数センチ打ち込むだけでゴトンっと動くのは、感動的でおもしろいです。
この細長い形状で水盤を作ります。
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