長谷寺の十一面観音をモデルに自然石に仏像をレリーフ状に製作しました。前回の記事(製作1の記事はこちら)
ご本尊の観音像は右足がわずかに前へ出ており、これはすぐに救済に行く表れだそうです。身近に感じられる優しい観音様です。同じように少しだけ右足を前に踏み出すように作りました。
十一面観音(長谷寺式)レリーフ石彫
特徴的なデザインのひとつであるお腹の法輪について興味深い話があります。長谷寺のある桜井市のお隣り、宇陀市の室生寺にある十一面観音像も同様にお腹に法輪があります。観音様は一般的には性別はないものですが、お腹=子宮に法輪があることから女性を表しているのではないかという説があるそうです。長谷詣りが女性貴族で流行したことや女人高野とも呼ばれる室生寺に共通しているお腹の法輪の存在は偶然なのか意味合いがあるのでしょうか。
十一面観音長谷寺 (3)
長谷寺の本尊を思い浮かべて見上げるように撮影してみました。読経と太鼓の音が響く荘厳な本堂にある姿は圧倒されます。
 十一面観音長谷寺 (6)
観音様といえば蓮華の上に立っている姿が多いのですが、長谷寺のものは盤石座という四角い台の上にたっています、これは長谷寺の十一面観音の大きな特徴の一つです。山から大岩を掘りだしたその上に安置されていると伝えられており台座と山が繋がっているといわれているそうです。とてもパワーがありそうです。
光背の模様
十一面観音長谷寺 (9)
十一面観音長谷寺 (4)
この観音様、いつ見てもニコニコしています。製作中の工場内でも屋外でも通りかかるたび微笑みかけてくれ、こちらも笑顔になります。顔のあるものは光の当たり具合で様々な表情に見えることがありますが、この観音様はいつも笑顔です。
十一面観音長谷寺 (2)
お母様のお顔に似せてほしいというご依頼のお顔。この微笑みでたくさんの方を救ってくれることと思います。(N)
十一面観音長谷寺 (7)




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