八百万の神様が出雲大社へ集まる10月は出雲以外の地域は
神様がいなくなることから、神無月といわれることが定着しています。
七福神の石像レリーフ彫刻
そんな神様不在の留守を守ってくれる神様は「留守神さま」と呼ばれます。

人々の暮らしに寄り添い身近な存在の神様たち
・恵比寿さま
・金毘羅さま
・竈(かまど)神
・道祖神 など

地域によっては、大黒様もメンバー入りするようです。
大黒様(留守神)|石像レリーフ彫刻
主に家を守る神様は、家を空けるわけにはいかない。
だから、出雲大社へは出かけられない。とのこと

実は、恵比寿様は過去に出雲大社でお酒を飲んで失敗をして
顔を出しづらくなったとの話もあるそうです。
神様でも失敗すると聞くと、親しみが涌きますね。
恵比寿様(留守神)|石像レリーフ彫刻
現代では、神無月の本来の意味は「神の月」というのが有力な説とされ
神が無い月(神様不在)という解釈ではないそうです。
万葉集が編さんされた8世紀ころの表記は「神な月」
平安時代に「な」→「無」の漢字を当てたことで、神さま不在との解釈が生まれたとの話もあります。

出雲大社に神様が集まる話が広まったことで、
神様不在の期間も見守ってくれる「留守神さま」という考えができたのかもしれません。
「留守神様」というネーミングがお留守番をする子どものようで可愛らしいです。
旅人を見守り、村を守る道祖神も留守神さま
留守神様|道祖神
お米や農作物の収穫時期に、神様不在では心もとないです。

留守神様という考えは、いつでも身近なところに
神様がいてほしいという願いから、
暮らしの中で自然に生まれてきた言葉なのでしょう。
本来と違う意味が馴染んでいき、根付いていくことも面白いです。
留守神様|二福神
にっこりしている大黒様と恵比寿様は、見ているこちらも幸せな気持ちになります
「大黒さん」「恵比寿さん」と親しみを込めて呼ばれるのも、
留守神さまならではでしょうか。(N)



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