神社の石灯籠を移動しました。

【移動前】
道路沿いにあった神前灯籠と石積みを社殿側へ、移動します。
神社燈籠移動|石積み移動工事

【移動後】
新設するのぼり立てに当らないよう燈籠を2メートルほど移動しました。
灯篭移動後|神社神前灯籠移設

移設工事の様子をご紹介します。
今回は、燈籠の下にある石積みも解体して、再利用します。
(石の積み方等によっては、積み直しができない場合もあります)
神社石燈籠移動|石積み移動工事 (2)
解体前と同じように、積み直せるよう
間知石(けんちいし)に水平の印をつけます。
神社燈籠移動|石積み移動工事

解体しながら、移動先に基礎を作り、積み直していきます。
神社燈籠移動|石積み移動工事 (1)
神社燈籠移動|石積み移動工事 (2)
石積みの石は、間知石(けんちいし)と呼ばれ、
奥行(控え)が長い石が使われることがあります。
(間知石は、石積みの方法によって、さまざまな形があります)

ここで使われていた間知石は、
石積みの高さから考えても、控えが長く、丁寧に作られていました。
灯篭移動前|神社神前灯籠移設 (2)

既存のコーピン(間知の上に置く石)と燈籠の台を据えます。
灯篭移動前|神社神前灯籠移設
石の組み合わせ方を互い違いにすることは、昔から使われる石の組み方です。
上(オレンジのベルト固定)は前後の石で短い石を挟み込んでいます。
下(水色のベルト固定)は左右の石で短い石を挟み込んでいます。

燈籠を設置し、移動工事完了
灯篭移動前|神社神前灯籠移設

向かって右の燈籠は、欠けのあった部材を新しく作り直しています。
燈籠パーツの作り変え

ご依頼のきっかけは、
社殿建て替えにともない、解体された石造品の再設置等のご相談でした。
再利用できるものや、修理が必要なものなどを石の状態を見ながら検討していきます。
石灯籠の設置工事

狛犬の台石は、石積みの再利用ができなかったため新設しました。
欠けていた狛犬の顔は修復しました。

神社狛犬修復|愛西市
境内に残っていた間知石(狛犬の台石に使われていたと思われます)には
嘉永七年(1854年)の文字が刻まれていました。
間知石嘉永七年の文字

手水舎の移動
手水鉢の移動
水鉢・巻き石ともに既存の石を再利用しています。
手水鉢の移動|愛西市

既存のロウソク立てを再設置
ローソク立て

春日燈籠の再設置
1基はコンクリート製の火袋だったため、
対になっているもう一基と、風合いの似た石灯籠に置き換えました。
コンクリート製の火袋|春日燈籠
石造物の配置は改修前と一部変更しています。
灯篭は解体前と同じ配置にしています。
 石造物の再設置春日燈籠
既存の石を使いながら
破損部を修復したり、パーツを新しく作り変えるなどして、
石造品の再設置を工事させていただきました。
神社建て替えに伴う石工事|愛西市
新しい社殿と既存の石造品があることで、
歴史を残しながら、また新しい歴史が続いてくれればと思います。(N)


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