狐の石像修復をしています。
頭部などを補修するにあたり、胴体に入っているヒビを補修していきます。
狐(お稲荷さん)の石像修復2
補修作業中にひび割れが進行しないように、石材用接着剤を差して補強します。
狐の石像修復|胴体ヒビ (3)
本体から削り取った石の粉
なるべく同じ素材を使って補修したいので、補修用の材料として
本体の底面からも少し石を削らせてもらいました。
石の粉製作 (2)
粒の大きさを分けて、使い分けます。
また、ノミで石をはつった(削り取る)ものを潰して粉にしたものは
本来の石色に近くなります。

一方、カッターで削ったときにできる粉は、カッターの素材の色が付くのか
少しグレーになっており、粉の作り方で色差が出ます。
※修復の方法や段階によっては、ノミの振動が加えらない場合もあります。
石の粉製作 (3)
隙間に差した接着剤が乾く前に、石の粉を沈殿させます。
狐の石像修復|胴体ヒビ (4)
この作業を繰り返し行い、隙間に接着剤だけではなく
石の粉が詰まるようにします。※今後の加工工程で大切なポイントです
胴体補修(接着剤と石粉詰め) (1)
ヒビに差した接着剤が、既存の石に浸透して、
それ以上染み込まなくなるまで行っています。

背中からお腹の下あたりまであったヒビを補修しています。
胴体補修(接着剤と石粉詰め) (6)
台座部分にも同様に補強しています。
胴体補修(接着剤と石粉詰め) (5)
現段階では、詰めたものが白く筋状に盛り上がっています。
(仕上がりのラインよりも膨らんでいます)
胴体補修(接着剤と石粉詰め) (3)
最終的には、詰めた部分を削って、既存部と形や仕上げを合わせます。
色味も着色して仕上げていきます。(N)

 


 




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