根津神社(東京都文京区)の狐たちを16体修復させていただきました。

狐像02の修復工程を紹介します。

【補修前】乙女稲荷の狐02
風化によって頬から胸、前足がなく、
足元の子どもは尻尾と前足の一部が残るのみ
狐像の補修|乙女稲荷狐
【補修後】子どもも復元しました。
狐像の補修|乙女稲荷狐
記録のために補修前に写真を撮りながら本来の姿を想像します。
破損は大きいですが、身体のラインも綺麗な狐
狐像修復|狐02乙女稲荷
すっきりと綺麗な顔立ちです。
狐像修復|狐02乙女稲荷
お腹のあたりは風化し残った石の表面もポロポロしています。
狐の像修復補修|根津神社|狐02乙女稲荷
いよいよ修復補修をしていきます!

補修方法1 石の粉を盛る
風化によって石が削れている頬狐の像修復補修|根津神社|狐02乙女稲荷
まず、ポロポロした表面の石を本来の石肌が出てくるまで石を削ります。
削った粉は補修時に再利用します。
接着剤の食いつきを良くするために切り込みを入れて、接着剤を浸透させます。
狐の像修復補修|根津神社|狐02乙女稲荷
接着剤と石の粉を重ねて層を作りながら盛っていきます。
使用する接着剤は、サラサラすぎず、ネバネバすぎず
乾きが早すぎず、遅すぎず、ほどよいものを染み込ませます。
狐の像修復補修|根津神社|狐02乙女稲荷
石の粉を接着剤に沈ませます。
狐の像修復補修|根津神社|狐02乙女稲荷
更に接着剤を重ね、粉を盛る。
狐の像修復補修|根津神社|狐02乙女稲荷
このように石粉を重ねて凹んだ表面を盛り上げます。
この作業を何度も繰り返し復元していきます。
狐の像修復補修|根津神社|狐02乙女稲荷
茶色い部分は既存の石、補修部分は青みがかったグレーになっています。
同様の方法で修復補修した尻尾
【補修前】石の表面が剥がれてしまっています。
狐の像修復補修|根津神社|狐02乙女稲荷
【補修後】石の粉を盛って、毛並みも再現しました。
狐の像修復補修|根津神社|狐02乙女稲荷
このようにお腹のあたりも修復補修していきます。
次は欠損している前足と子どもの制作についてご紹介します。(N)

狐像の修復補修 次回の記事


狐像の修復補修 前回の記事


狐像の修復補修 はじめから読む



その他の狐の補修

狛犬の補修

石灯籠の補修

改修工事








*よろしければ、わたしたちのホームページもご覧になってください*
【杉田石材店】
TEL:0564-21-2871
杉田石材店ホームページ

お問合せやご相談はラインからもできます

友だち追加