龍の水鉢を製作しています。
背面の日にち、お名前等を彫刻するスペースは「こたたき」という技法で仕上げました。
【こたたき仕上げ】 四角い枠の中がこたたき仕上げです。道具の跡が横筋に残ります。手作業で均一な跡が付くよう仕上げます。
石の仕上げ方法 コダタキ仕上げ
【使用する石道具】 コ両刃
石道具小叩き
原型のないものを製作する場合は、デザインや彫刻を考えながら作業しています。一度石を削ってしまうと、付け足すことができない為、やり直せない判断を常に迫られます。
例えば・・・
『下の画像の赤枠の部分をどうするか。』
・内側に鋭角に角を落として、設置した際に浮いて見えるようにするか
・内側にゆるく角を落として、ノミ跡の力強さを見せるか
・水をどのように流すか
設置される場所や、水鉢全体の雰囲気など総合的に考えながら良い形を考え作りあげていきます。
龍の石像 水鉢底面
龍の水鉢 底面の角 角度
【設置後の画像】
制作を進めながら頭の中で完成のイメージが鮮明になっていき、設置でもそのイメージに沿って進んでいきます。
BlogPaint
仕上げ方法は龍の迫力に負けないよう細かい仕上げではなく、あえてノミを使用したムシリ仕上げにしました。
龍の水鉢 ノミ仕上げ 石屋
断面の仕上げは、龍の細かい彫刻から続くように上部は細かいノミ仕上げ。下へ行くにつれて段々と荒いノミになるよう仕上げました。
龍の水鉢 彫刻