内側の磨き直しに、持ち込まれた石臼(餅臼)です。
側面に付着した茶色のサビを落とします。

かまどのような枠に、はめて使用されていたのか、
外周に同じ高さで8か所くらい、茶色の跡がありました。
水平方向のサビが垂れて、縦方向に帯状に茶色くなっています。
餅臼のサビ落とし|加工前側面のサビ
お餅をつくには、影響はありませんが、
食べものを作るので、できれば見た目をきれいにしたい。

こちらは薬品を使って落とします。
漂白剤のような役割の薬品を塗って、水洗いします。
ゴム手袋をして作業を繰り返します。
餅臼のサビ落とし|作業中
冬場だと気温が低く、薬品の反応に時間を要します。
当日中の引き渡しのご希望だったため、
少しサビが残っていました。
時間を掛ければ冬場でも、もう少し落とせたかも。
餅臼のサビ落とし|加工後
作業の続きは、温かくなってからお客様に
やってもらうようにお願いしました。すみません。
茶色の面積は、かなり減りました。
餅臼のサビ落とし|加工後
目立たなくなったヒビの補修箇所の目印として、
あえて1か所だけは、茶色のサビを残しました。
餅臼の補修メンテンナン|ヒビの補修
ここにお餅を反す人がいれば、
ヒビのある縁を叩いてしまうことを避けられます。
餅臼のサビ落とし|加工後
お客様と餅つき談義
「餅つき機のお餅とは違うんですよね。」
「よもぎ餅ってやったことあります?」
「うまく出来なくて、、、」「こうこうこうするといいですよ」
「お湯ってどれくらい張ります?」「布巾をかけて置いておきます」
「ついたお餅どこに出します?」「入れる用の木枠があって」「うちはのし袋に」
と、家庭ごとに違う餅つき事情も面白いです。

餅つきは前日の準備から、当日の餅つきで疲れたところに、片付けと
結構大変な行事でもあります。

でも、なぜやるのかと聞いてみると、
『みんなが喜んでくれるから。』という声が多いです。
毎年やっていると親戚が待っているし、子どもたちも喜んでくれる。
これなんですよね。おいしいお餅はもちろん
みんなで集まって作るのは、楽しいですよね。

今はまだ遊んでいる子どもが、
だんだんと戦力になっていく、成長も感じられます。

実家でやっていた餅つきを、自分たちでやろうと
世代交代だそうです。
こういう行事を残していきたいと話されていました。

みんなで苦労して味わうお餅つきは、
きっと記憶に残っていきます。

これからも年末にみんなで餅つきができますように
良いお年を!とお見送りをしました。(N)

同じ石臼で、ヒビ補修もしました。
◆ヒビ補修↓


◆縁の欠け直し(石を丸める場合)と磨き直し↓


◆磨き直しの工程↓