どの灯篭を見ても、約束事のように一番上に存在しています。

そんな中でも珍しい、宝珠(玉)のない灯篭をご紹介します。
【桂雪見】という型で、
本歌(灯篭の原型)は京都の桂離宮にあります。

園林堂へ向かう道の右脇にあり
周りを眺めて歩いていると、足元を通り過ぎてしまいます。
それほどに自然と馴染んでいました。

(笑意軒側から撮影)
デザインする段階で、灯篭のパーツを1つ省いてしまったとすれば、
ずいぶん思い切ったデザインです。

桂雪見といえば、宝珠がない灯篭として知られていますが、
書籍によっては、
「本来は形の良い宝珠があったのかもしれない」と記載されているものもあります。

今の姿を見る限りでは、笠の中央部のふくらみ具合からも、
宝珠なしのデザインで作られているように思えます。
桂離宮で桂雪見の近くに立っている三角雪見も、宝珠のない雪見灯篭ですし
宝珠なしは、意図的にデザインされたと考えてしまいます。

弊社製作品の桂雪見は
現代、桂離宮で見られる宝珠のないものを模して製作しております。

笠を上から見ると六角形

中央はわずかに膨らんでいます。


ちょっと変わった桂雪見は、かわいらしさと品位があり
玄人好みの灯篭と言えるかもしれません。(N)













































