狐の石像を修復をしています。

「頭部」+「首と胴体」の接着
胴体に付け足した首に、ボンドを付けて、頭部と繋げます。
狐の石像補修
狐の修復|石像の修理
頭部の接合面にもボンドを付けて、ステンレスのピンを入れます。
狐の修復|石像の修理
繋げたら、固まるまで紐で固定します。
狐の修復|石像の修理
左の顔(向かって右側)が、付け足した石です。
狐の補修|石像の修理
補修前
狐の石像修復顔(加工前)

補修後
狐の補修|石像の修理
顔が繋がると、子どもが生き生きとして動き出しそうになります。
狐の補修|石像の修理
背中のヒビに、石の粉と接着剤を詰めた箇所
わざと仕上がりの高さよりも、盛り上げて詰めています。
詰めた部分と周辺も削りながら、毛並みを彫刻していきます。
胴体補修(接着剤と石粉詰め) (3)
ヒビに本体と同じ石の粉を詰めることによって、より本来の石の状態に近づけます。
また、接着剤だけでは石が収縮すると剥離しやすく、それを防ぐ為の骨材の役割にもなります。

濃いグレーは、石の粉と接着剤を詰めた部分
白っぽい部分は、既存の石を削った部分。
狐の石像修復|胴体ヒビ (17)
首には、胴体と頭部を繋ぐ石を付け足しています。
狐の補修首|石像の修理
頭部から続いている毛並みの筋状のラインと、
胴体側の毛並みが繋がるように彫刻します。
狐の補修|石像の修理
既存の狐は、柔らかい石を削る道具(大理石用の金ヤスリのような道具)で
形づくられたと思われます。

付け足した石は硬いので、既存の毛並のような表情に合わせるは難しいです。

なんとか再現できるように、通常使用しているノミ先を特別に加工して彫刻してみました。
形を合わせるために既存部分も少し削っています。(N)

 



 



【狛犬の修理】