桂離宮の茶室の名前にちなんだ、松琴亭(しょうきんてい)という石灯篭があります。こちらは弊社にて製作しました松琴亭灯篭です。円形の笠でシンプルな形です。

よく見ると、火袋の窓は珍しい形をしています。

お客様より、この形はなんでしょうと質問がありました。過去にも文献等を調べてみましたが、有力な情報は得られませんでした。ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ情報をお寄せください。
火袋の両脇にある窓のデザインについて
<三連のギザギザ>正方形を組み合わせた幾何学模様のようなデザイン

一般的な灯篭に見られる窓は四角・円・三日月以外の形が多く、松琴亭は珍しい窓のデザインです。松琴亭にのみ用いられている形なのか、私たちが今までに製作した灯篭の中には似た形の窓デザインはありません。神社仏閣用の灯篭ですと仏教的な意味合いのある蓮の花弁を模った窓もありますが、それもまた珍しいデザインです。
対面する窓は<三角の窓>です。

単純な形に思えますが、三角形の窓も非常に珍しらしいデザインです。しかし、桂離宮に限っては例外で、水蛍灯篭などにも三角を並べたり組み合わせたデザインの窓があります。これは庭全体の調和や視線の工夫なのかもしれません。
水蛍の窓 三角形を下向きに並べています。

反対側の窓は下の三角を上向きに変えています。簡単なことでデザインの変化が生まれます。

他にも八角形の窓を持つ三光灯篭

四角の角を大きく落として八角形にしています。

桂離宮には多くの活け込み(柱を地中に埋め込む)灯篭があります。これらは庭の景色としての役割よりも、足元を照らす照明としての役割を重視されていたと言われています。また、水辺にある灯篭には、水面に映る光も意識して製作配置されたのではないでしょうか。独創的な灯篭がある訳は、数多くあるがゆえ、来客を飽きさせないおもてなしの意味も込め、デザインを工夫していると考えられます。また、夜の景色を意識して、暗くなっても灯籠の違いが楽しめるよう窓の形にも変化を付けたのかもしれません。桂離宮の建物に関する書籍は多くありますが、石灯篭に関する情報は少なく、これらは推測の域です。
当時とは桂川の水位も変わり、桂離宮の池の水位も変わっているそうです。それら環境の変化がある中でも当時の景色を可能な限り、維持し修繕管理されている桂離宮では、庭づくりに関わった人々の知識や美意識を感じることができます。船遊びや月夜会など、雅な景色を思い浮かべて庭を巡るのも楽しいです。灯篭に火を灯した桂離宮を見てみたいものです。(N)

よく見ると、火袋の窓は珍しい形をしています。

お客様より、この形はなんでしょうと質問がありました。過去にも文献等を調べてみましたが、有力な情報は得られませんでした。ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ情報をお寄せください。
火袋の両脇にある窓のデザインについて
<三連のギザギザ>正方形を組み合わせた幾何学模様のようなデザイン

一般的な灯篭に見られる窓は四角・円・三日月以外の形が多く、松琴亭は珍しい窓のデザインです。松琴亭にのみ用いられている形なのか、私たちが今までに製作した灯篭の中には似た形の窓デザインはありません。神社仏閣用の灯篭ですと仏教的な意味合いのある蓮の花弁を模った窓もありますが、それもまた珍しいデザインです。
対面する窓は<三角の窓>です。

単純な形に思えますが、三角形の窓も非常に珍しらしいデザインです。しかし、桂離宮に限っては例外で、水蛍灯篭などにも三角を並べたり組み合わせたデザインの窓があります。これは庭全体の調和や視線の工夫なのかもしれません。
水蛍の窓 三角形を下向きに並べています。

反対側の窓は下の三角を上向きに変えています。簡単なことでデザインの変化が生まれます。

他にも八角形の窓を持つ三光灯篭

四角の角を大きく落として八角形にしています。

桂離宮には多くの活け込み(柱を地中に埋め込む)灯篭があります。これらは庭の景色としての役割よりも、足元を照らす照明としての役割を重視されていたと言われています。また、水辺にある灯篭には、水面に映る光も意識して製作配置されたのではないでしょうか。独創的な灯篭がある訳は、数多くあるがゆえ、来客を飽きさせないおもてなしの意味も込め、デザインを工夫していると考えられます。また、夜の景色を意識して、暗くなっても灯籠の違いが楽しめるよう窓の形にも変化を付けたのかもしれません。桂離宮の建物に関する書籍は多くありますが、石灯篭に関する情報は少なく、これらは推測の域です。
当時とは桂川の水位も変わり、桂離宮の池の水位も変わっているそうです。それら環境の変化がある中でも当時の景色を可能な限り、維持し修繕管理されている桂離宮では、庭づくりに関わった人々の知識や美意識を感じることができます。船遊びや月夜会など、雅な景色を思い浮かべて庭を巡るのも楽しいです。灯篭に火を灯した桂離宮を見てみたいものです。(N)











