※球面と平面とでは、割りにくさに違いがあります。
この石は伊達冠石という安山岩です。
石を半分に割って、照明を作ります。

機械を使わずに、昔ながらの技法で
石が割れている風合いを楽しみたいとのご希望で、敢えて豆矢で割ります。
まず、矢を入れる穴をノミで彫ります。

狙い通りに割れるように、穴と穴の間隔を通常よりも狭めています。

水平に割れるよう、穴の高さを揃えます。
穴の位置が決まったら、穴を深く彫ります。

矢が表面よりも奥側で効くように、穴の形を工夫しています。

豆矢を一周で14個入れます

石を割る時には、通常一方向からしか矢を入れません
下の写真のように片側からの矢だけで石は割れます。
(直線的に割る目的で、三方向から矢を入れることはあります)

今回のように、四方から矢を入れることはしません。
ただ伊達冠石は花崗岩のような石目がなく、思い通りに割りにくい石です。
狙った形で半分に割れるよう一周矢を入れて割ります。

矢を石頭で叩いて、石を割ります。


割れ目は、直線的ではなく「石が割れた」という自然なラインになりました。

矢の周辺は、衝撃で泥の層が剥がれ落ちました。

割れたラインや、泥が落ちた自然な風合いには魅力があります。

茶色と黒のコントラストもあり、石の力強さも感じます。

泥の層が大きく落ちた箇所もありますが、
作為的には作れない形の面白さがあります。(N)
伊達冠石のオブジェ
伊達冠石のカット
伊達冠石を使った彫刻























