岡崎市 老舗石屋㈱杉田石材店のブログ
石灯篭(とうろう)庭園・神社用など石製品の製造販売

【創業190余年の老舗石屋】国内最大級の在庫展示数 石灯篭(とうろう)水鉢など庭用石製品をはじめ、石製品全般取り扱っております。本格こだわりの手作り石灯篭(とうろう)をお探しの方は実際に見比べてください。工場では職人の制作風景もご覧いただけます。~心のかよう石づくり~をめざし見る人の心が豊かになるよう心を込めて造っております。これからも技術を絶え間なく積み重ねてまいります。当ブログでは石彫刻品 記念碑 石像 モニュメント等の製作過程や設置事例をはじめ石屋の日々をお伝えしております。

タグ:石灯篭

海外のお客様よりとても綺麗なお庭の写真が届きましたので、ご紹介します。
メールでお問い合わせをいただき、船便にて約2か月掛けヨーロッパまでお送りした石灯篭と蹲です。灯篭が手元に届いた時には、誕生日のお祝いのような気持ちで梱包をあけましたと喜んでいただきました。

【置き灯篭と銭鉢】
灯篭に少しかかった枝の具合など、雰囲気のあるお庭です。
飛び石を使って灯篭の前まで歩きたくなります。
海外日本庭園Lantern_Lake_Geneva
【松琴亭】
火袋の開口が広い松琴亭のデザインを気に入って選んでいただきました。
灯篭に向けられる視線から、美しく愛でている気持ちが伝わってきます。
海外日本庭園Lantern_Lake_Geneva
日本では新宿御苑も訪れたというお客様は、日本庭園や日本独自のデザインの愛好家。
つくばい用のひしゃくもご自身で探され、製品の到着を心待ちにしていただいておりました。

遠く離れた国でお客様がご家族やご友人と楽しみ眺めている姿を思い浮かべると、
うれしさでいっぱいになります。

灯篭を通して繋がれることに感謝しています。(N)

京都の広隆寺に本歌がある太秦灯篭をご紹介します。広隆寺太子殿前の灯篭は本歌の写しです。
こちらは弊社製作の太秦灯篭5.0尺。
stonelantern
『丸い地輪(一番下の土台)は太秦』と入社当時カタログ掲載品の中で一番最初に覚えた灯篭でした。この丸い地輪が洋菓子の“カヌ”レのような タルト台のような 和菓子の“菊”ような 規則正しい花型がきれいです。
太秦灯篭 地輪
この特徴的な地輪には、花びらの付け根と先端に水が溜まります。こうしてみると一枚一枚丁寧に彫刻されているのがよく分かります。
模様 花びらの彫刻
上から見ると花びらの形がよく分かります。縁取りが高くなっているので花びらの先端に水が溜まります。
石灯篭 太秦の地輪
この地輪も魅力的なのですが、ほかにも個性的なデザインがたくさんあります。
柱の中央部分には帯があり、帯留めのように花の彫刻が四方にあります。
太秦灯篭の柱
灯篭の彫刻花
宝珠の形もおもしろいです。
灯篭の宝珠 太秦
火袋の火口(正面)は四角、その反対側は小さな円窓(丸い窓)です。四角の中に丸を当てはめて真正面から見たくなるデザインです。
灯篭の火口と円窓
後ろ側に回ってみると、連子(縦の平行線)の中に窓を作っているのが分かります。
円窓 蓮子
凝ったデザインの灯篭ですが、決して奇抜には見えず、まとまりがあって存在感のある灯篭です。
灯篭の種類|太秦灯篭

詳しい製品案内はこちら『太秦灯篭』



展示場の石灯篭を撮影していると、改めて灯篭のデザインの豊富さに驚きます。この灯篭の玉は、こんな形だったけ?見どころがたくさんあり面白い石灯篭の世界。
今回は、石灯篭の一番上のパーツ【宝珠ほうじゅ(玉)】の形をご紹介します。
石灯篭のイラスト
灯篭の玉で思い浮かべるのは、こんな形ですか?
春日灯篭の玉です↓
春日灯篭 宝珠 玉の重さ
弊社では立灯篭だけも40種類以上、製造販売しております。
灯篭の玉に注目して一部ご紹介していきます。

マトリョーシカみたいな形の玉。
コロンとしています(太秦灯篭)愛嬌があり可愛らしいです。
石灯篭の宝珠(太秦)
きのこ型?の玉(建部神社型)
数ある灯篭の中でも目立っていました。
石灯篭の宝珠(建部神社型)
笠の上部が広い中に、かわいらしい玉(清滝神社型)
玉の形状としては、まあまあありそうな形です。
石灯篭の宝珠(清滝神社)
こちらは個性的な形。側面のデザインがきれいです。
下部がズンと長いのも印象的。(唐招提寺型)
石灯篭の宝珠(唐招提寺型)
小さな座に、こじんまりかわいい丸い玉(丹生川上神社型)
こんなバランスで乗せてあるのは珍しいです。
石灯篭の宝珠(丹生川上神社)
和菓子にありそうです。(光悦)
石灯篭の玉(光悦)
花びらの先端まできれいで上品です。(道明寺)
ビシャン仕上げならではのきちんと感。
石灯篭の宝珠(道明寺)本鞍馬石ビシャン仕上げ
見ていると、一つ一つ工夫を凝らして造られています。
均整のとれた標準的な石灯篭ももちろん美しいですが、
個性のある形は見ていて心が和みます。
石灯篭は、玉以外の部分も一つ一つデザインが異なります。
それぞれのパーツで、よく見比べていくと面白いです。
お好みの灯篭のデザインを探すのも楽しいですよ。(N)








社会科で伝統工芸を調べている中学生が見学に来てくれました。
愛知県岡崎市の伝統工芸石灯篭社会見学

職人が「伝統工芸って何か知っていますか?」
と質問してみると事前にしっかりと調べているようで、
詳しい内容の返事が返ってきます。

事前に用意された質問に答えるかたちで、
2時間くらいお話しさせていただきました。
例えば、
「伝統工芸は後継者も少なく、高価でなかなか売れないなどして衰退していると言われるが、そうならない為にどんな努力をしていますか?」
「作る過程で3Dプリンターを使うものもあるが伝統工芸品と呼んでもいいのか?」
「海外の人が伝統工芸品を作ってもいいのか?」
「何を目的、目標に作っているのか?」

帰り際に職人が、たくさんある石の作品の中から一つだけもらえるとしたら、どれがいい?と聞いてみました。
「いらない」と言われると覚悟していましたが、四人それぞれ真剣に選んでくれました。

8尺の神波多神社という大きな灯篭。
「ビビっと来た」という理由がなんだかとっても嬉しいです。
神波多神社石灯篭
5尺の古代春日灯篭 鹿と全体の大きさもかわいい。
という理由に、そうな風に見てくれるのねと嬉しいです。
古代春日灯篭5尺
あかり灯篭 明かりを入れたときの雰囲気を想像してくれ、
全体の形や石の色もいいと選んでくれました。
創作あかり灯篭
3mの甲州鞍馬石の沓脱石。
「お家に欲しい、上に寝転がったり、パーティーするときにテーブルにしたり座ったりする。」発想が素敵すぎる!ぜひぜひそんな風に使ってほしいです。
甲州鞍馬石沓脱石3m
まっすぐで素直な子どもたち。
一生懸命調べて、真剣に考えてくれていることが嬉しかったです。(N)

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