灯篭は一つの石で繋がっているの?
接着剤で固定してあるの?
どうやって運ぶの?など、時々ご質問を受けます。
灯篭の構造は、意外と知られていないのかもしれません。
石灯篭
灯篭の各部名称
多くの立ち灯篭は、6つの部材から構成されています。
それぞれ別々の石から造り、運搬設置の際にはバラバラにします。
一つずつ部材を重ねて設置していきます。

接合部に凹凸をつけて、はめ込むものもあります。
石灯籠接合部はめ込み
石灯籠接合部はめ込み
近年ではご希望や状況やに応じて、
ステンレスの芯棒を入れたり、接着することもあります。
しかし、昔から建っている石灯篭の各パーツが
接着剤で固定してあることは、考えにくいです。

こうお話しすると、
「ただ置いてあるだけ?」と
不安になる方もいます。

しかし、全てを接着してしまうと、衝撃が加わった際に
小さな衝撃でも全体が倒れてしまうリスクがあります。

あえて一体化せず、それぞれのパーツが揺れて
バランスを保つという考え方があります。
古くから残っている灯篭が、倒れずに建っているのは、
繋がっていないからこそかもしれません。

倒れないようにする為のポイントは、
建てる場所の選び方と基礎の作り方、
そして正しく設置することです。(N)

※正しく立てていても、年月が経過し
周囲の木の根が成長し、灯籠を持ち上げることがあります。
根の力は、重たい石を持ち上げます。
灯籠に傾きが生じると、ヒビが生じることもあります。

建ててからも傾きがないか、注意してください。
傾いている灯篭は、倒れやすくなります。
傾きが生じていれば、ヒビが生じている可能性もあります。
建て直しや移設をご検討ください。
心配があればご相談ください。
(2026.07追記)

施工事例


穴の掘り方


まっすぐに建てる方法


パーツ(受)の向きに注意してください


パーツ(火袋)の向きに注意してください