石屋では「蛙の置物」は定番製品でもあります。
無事かえるなど、縁起物としても喜ばれ玄関先などに飾られます。
石製蛙の置物
石の蛙は、多少の違いはあれど定型の形があります。
なんで全てこの形なのだろうと、不思議に思うかもしれません。
石製蛙の置物
石製蛙の置物
石屋が作ってみると分かるのですが
実はこれ、なかなか考えられた形です。
四角の石から、加工しやすく蛙の形にしているのです。
作業工程がわかると、なるほど!こうやって作ると作りやすい!という形なのだそうです。

石の町 岡崎ならでは
職人たちが模索してたどり着いた形だと考えられます。
石製蛙の置物
蛙を作るときに、リアルさ(例えば、指が何本あるとか、足がどこから生えているのか、
お尻の形は、目の位置は、という事実)が重視される場面もあります。
正確さも大切ですが、蛙っぽさを大切にすることも時に重要です。
蛙本鞍馬石
こうして生き物の蛙と石の蛙を比較すると、違いはたくさんあります。
しかし、「蛙」と認識できるから不思議です。
石製蛙の置物

伊藤若冲の絵に
鷺の頭と体が一筆の円で描かれたものを見たときに
それだけでも鷺に見えてしまうことに驚きました。

本物に似せて精巧に作り込まれたものとは違う魅力
そういうものの見方も楽しみたいです。(N)