芸術大学を修了し、それぞれに彫刻に携わっているという方々に「石都岡崎」をご案内いたしました。
~石屋・採石場・石道具屋さん(鍛冶屋)巡り~
まずは石屋の見学
特殊な彫刻品は受注生産が多く、納品してしまうと各地に設置され、工場には作りかけの製品もあまりないタイミングだったので申し訳なかったです。過去の制作写真をご覧いただき、工場で加工のお話をさせていただきました。加工している人だからこそ分かる技術に驚かれたり、灯籠の作り方や道具の使い方に興味を持たれたりしていました。たくさん灯籠が並ぶ展示場をご覧いただいていても、普段ご案内しているお客様とは一味違う反応が新鮮です。面白いと思ってもらえるポイントや灯籠の見え方、見どころが違います。そんな風に作るんですか?この灯籠安すぎじゃないですか?と作る人だからこその感想もありました。

例えば、雪見灯篭の笠をノミで作る時、角を欠けさせないように慎重になってしまい、広い面と比較すると細かなノミ跡になってしまいがちです。広い面と同じ調子でノミを当てて形を作っていくことは技術と経験が必要です。石を叩かない人にとっては想像するしかない技術的な面も、これはスゴイ!と驚いてもらえます。
続いて、市内の採石場へご案内しました。
山の中に現れる石に囲まれた空間は、何度訪れても神秘的で荘厳さを感じます。

岡崎の石は露天掘り階段採石法と呼ばれ、山を掘り下げて採石していく為、垂直な石壁に囲まれた非日常の空間です。今から夏まで陽が差さないというこの場所は、ひんやりと清々しく空気が澄んでいるように感じます。話し声も反響し聞こえてきます。

誰もがスケールの大きさに「わあ!スゴイ!」という反応をされます。

5人が立っている足もとは断崖になっており、石を割り出していました。

採石すると大きな石がゴロンゴロンと動かされます。
大きな石鳥居の柱などを作る材料は、長尺物(ちょうじゃくもの)と呼ばれます。石の種類によって、採石可能な石の最大サイズや形状は異なり、採石する段階で石が折れてしまうなど、長尺物に向かない石もあります。そのため、大きなサイズの原石が必要な時に、使用できる石は限られ、石屋では『長尺物も採れる石』は重宝されます。こちらの石は5メートル以上の長尺物も割り出せます。

採石場に並んだ石を見て「綺麗~」という声があがったことは、石を加工する人たちの視点ならではでした。多くの方が石に圧倒されて見落としがちな、素材として美しさに感動してもらえると、岡崎の石も鼻高々です。


岡崎のみかげ石の特徴でもある、白色雲母が混ざった体積している砂のキラキラ具合に気が付いてくれたり、この厚みでこんなに大きな石が割れるのかと驚かれたり

別の採石場では、割った石を見て、「これだけのピッチで割るってことは、割りにくい石なんですか?」と質問があったり、石を加工する人ならではの視点が新鮮でした。

石を触わりながら「彫ってみたい」と石を真剣に選び、割り出した石をカッコいいと言っている姿は、やはり彫刻をする人たち。石への愛を感じます。
続いて、石道具屋(鍛冶屋)さんへ訪れました。
たくさん並んだ石道具を選ぶ姿は、駄菓子を選ぶ子どもたちのようで、これもいい あれもいいな、何これ?? めっちゃいい、テンション上がる~と嬉しそう。ノミや石頭、矢を手に賑やかなお買いものです。道具を手に『石を彫りたくなる!』という言葉が聞けよかったです。
鍛冶屋さんの年季の入った機械や、動く音に「かわいい」と反応したり、初めて観るものにワクワクされると、こちらも楽しくなります、鍛冶屋さんもかわいいなんて初めて言われたと驚いていましたが、嬉しそうでした。
地域や環境は違えど、石に関わる人たちに会えると嬉しくなります。
岡崎ではグレーのみかげ石は見慣れた存在ですが、他の地域へ行けば、見慣れない貴重な石となります。岡崎のみかげ石を普段扱っていると、特徴的な面は感じなくなってきます。しかし、白くて綺麗な石ですし、個性が強すぎないからこそ幅広く利用できます。岡崎をご案内して、岡崎の石の魅力を再発見しました。(N)
~石屋・採石場・石道具屋さん(鍛冶屋)巡り~
まずは石屋の見学
特殊な彫刻品は受注生産が多く、納品してしまうと各地に設置され、工場には作りかけの製品もあまりないタイミングだったので申し訳なかったです。過去の制作写真をご覧いただき、工場で加工のお話をさせていただきました。加工している人だからこそ分かる技術に驚かれたり、灯籠の作り方や道具の使い方に興味を持たれたりしていました。たくさん灯籠が並ぶ展示場をご覧いただいていても、普段ご案内しているお客様とは一味違う反応が新鮮です。面白いと思ってもらえるポイントや灯籠の見え方、見どころが違います。そんな風に作るんですか?この灯籠安すぎじゃないですか?と作る人だからこその感想もありました。

例えば、雪見灯篭の笠をノミで作る時、角を欠けさせないように慎重になってしまい、広い面と比較すると細かなノミ跡になってしまいがちです。広い面と同じ調子でノミを当てて形を作っていくことは技術と経験が必要です。石を叩かない人にとっては想像するしかない技術的な面も、これはスゴイ!と驚いてもらえます。
続いて、市内の採石場へご案内しました。
山の中に現れる石に囲まれた空間は、何度訪れても神秘的で荘厳さを感じます。

岡崎の石は露天掘り階段採石法と呼ばれ、山を掘り下げて採石していく為、垂直な石壁に囲まれた非日常の空間です。今から夏まで陽が差さないというこの場所は、ひんやりと清々しく空気が澄んでいるように感じます。話し声も反響し聞こえてきます。

誰もがスケールの大きさに「わあ!スゴイ!」という反応をされます。

5人が立っている足もとは断崖になっており、石を割り出していました。

採石すると大きな石がゴロンゴロンと動かされます。
大きな石鳥居の柱などを作る材料は、長尺物(ちょうじゃくもの)と呼ばれます。石の種類によって、採石可能な石の最大サイズや形状は異なり、採石する段階で石が折れてしまうなど、長尺物に向かない石もあります。そのため、大きなサイズの原石が必要な時に、使用できる石は限られ、石屋では『長尺物も採れる石』は重宝されます。こちらの石は5メートル以上の長尺物も割り出せます。

採石場に並んだ石を見て「綺麗~」という声があがったことは、石を加工する人たちの視点ならではでした。多くの方が石に圧倒されて見落としがちな、素材として美しさに感動してもらえると、岡崎の石も鼻高々です。


岡崎のみかげ石の特徴でもある、白色雲母が混ざった体積している砂のキラキラ具合に気が付いてくれたり、この厚みでこんなに大きな石が割れるのかと驚かれたり

別の採石場では、割った石を見て、「これだけのピッチで割るってことは、割りにくい石なんですか?」と質問があったり、石を加工する人ならではの視点が新鮮でした。

石を触わりながら「彫ってみたい」と石を真剣に選び、割り出した石をカッコいいと言っている姿は、やはり彫刻をする人たち。石への愛を感じます。
続いて、石道具屋(鍛冶屋)さんへ訪れました。
たくさん並んだ石道具を選ぶ姿は、駄菓子を選ぶ子どもたちのようで、これもいい あれもいいな、何これ?? めっちゃいい、テンション上がる~と嬉しそう。ノミや石頭、矢を手に賑やかなお買いものです。道具を手に『石を彫りたくなる!』という言葉が聞けよかったです。
鍛冶屋さんの年季の入った機械や、動く音に「かわいい」と反応したり、初めて観るものにワクワクされると、こちらも楽しくなります、鍛冶屋さんもかわいいなんて初めて言われたと驚いていましたが、嬉しそうでした。
地域や環境は違えど、石に関わる人たちに会えると嬉しくなります。
岡崎ではグレーのみかげ石は見慣れた存在ですが、他の地域へ行けば、見慣れない貴重な石となります。岡崎のみかげ石を普段扱っていると、特徴的な面は感じなくなってきます。しかし、白くて綺麗な石ですし、個性が強すぎないからこそ幅広く利用できます。岡崎をご案内して、岡崎の石の魅力を再発見しました。(N)