岡崎市 老舗石屋㈱杉田石材店のブログ
石灯篭(とうろう)庭園・神社用など石製品の製造販売

【創業190余年の老舗石屋】国内最大級の在庫展示数 石灯篭(とうろう)水鉢など庭用石製品をはじめ、石製品全般取り扱っております。本格こだわりの手作り石灯篭(とうろう)をお探しの方は実際に見比べてください。工場では職人の制作風景もご覧いただけます。~心のかよう石づくり~をめざし見る人の心が豊かになるよう心を込めて造っております。これからも技術を絶え間なく積み重ねてまいります。当ブログでは石彫刻品 記念碑 石像 モニュメント等の製作過程や設置事例をはじめ石屋の日々をお伝えしております。

タグ:神社石調べ

『忠魂碑(ちゅうこんひ)』をご存知でしょうか。
忠魂碑は、戦死者の氏名が刻まれた石碑の中でも、
日露戦争後に建立されたものが多く、慰霊碑とは区別し
戦死した兵士を称える意味合いが含まれます。
忠魂碑|三重能褒野神社
忠魂碑のある場所を検索すると、
今も全国に数多くあることが分かります。

忠魂碑の多くは、見上げるようなサイズで作られ、
中には、砲弾型のものも見られます。
小学校、公園、神社お寺などに建てられています。
戦時中、小学校にある忠魂碑には児童が登校する際、
一礼するよう指導され、教育的な側面もあったようです。

太平洋戦争後には、GHQの指導により
忠魂碑は戦争を賛美する象徴とみなされ、
多くは撤去や埋めたてを余儀なくされました。
碑を守る為、住民が山中へ運び隠した話も残っています。

昭和27年サンフランシスコ講和条約後には、
慰霊碑の建立が認められ、忠魂碑を地中から掘り出して再建したり復元されるものや、新たな建設も行われました。

三重県亀山市の能褒野神社にある忠魂碑は
総高さ5mと大きな石碑です。
忠魂碑|三重能褒野神社
大正9年1月建設
川﨑村在郷軍人分会が発起人と彫られています。
当時、在郷軍人会の地域ごとにある分会が中心となり
忠魂碑が各地に建設されました。
忠魂碑|三重能褒野神社
側面には、戦病死者氏名として
兵種 氏名・階級などが刻まれています。
忠魂碑|三重能褒野神社
・明治二十七八年役(日清戦争)
・大正七八年役
・昭和九年役
・日支事変(日中戦争)及び大東亜戦争
と戦争ごとに氏名が刻まれていました。

台石には、昭和三十三年 郷友会の文字もあり
戦後10年以上を経て、新たに氏名が刻まれた人もいたのではないでしょうか。
忠魂碑|三重能褒野神社
慰霊碑ではなく、「忠魂碑」と刻まれていることは、
戦争の歴史を残す貴重なものでもあります。

神社の近くには、終戦まで北伊勢陸軍飛行場があり、
戦局が厳しくなると、航空特攻の訓練場にもなっていたそうです。

能褒野神社の忠魂碑を調べる中で、
終戦直前8月2日に亀山で起きた、戦闘機による機関車銃撃事件を知りました。

記録を残し伝えることが、歴史を知るきっかけになればと思います。

戦勝祈願をして出兵し、国のためにと命を捧げた人が惜しまれます。
見送った親、兄弟、妻子の思いは想像しきれません。

弊社では昨年、こちらの忠魂碑の改修工事をさせていただきました。工事の様子は、また紹介します。(N)











夏休みの自由研究に、近所の神社やお寺へ
出かけてみてはいかがですか?

実験や観察が苦手な子に、お勧めの自由研究は
近所を探検する「歴史調査」です!

夏休み自由研究|神社(お寺)の石調べ
神社やお寺には、文字が刻まれた石が多くあります。
石に刻まれた文字を調べてみると、
知らなかった地元の歴史が、発見できるかもしれません。
夏休み自由研究|神社(お寺)の石調べ
例えば灯籠に彫ってある言葉には
「奉納」「献燈」「奉賛」「常夜燈」「秋葉山」「御神燈」など
子どもたちには、聞きなれない言葉があります。

・書いてある文字は?
・どんな意味があるのか?
・なぜ、この文字が彫ってあるのか?

この灯籠には、珍しい文字が彫ってありました。
夏休み自由研究|神社(お寺)の石調べ
これは奉奠(ほうてん)= 神様にささげる、という意味があります。
普段使わない言葉を調べてみるのもいいですね。

灯篭や台石の後ろ面には
年号(建てられた年、月)や寄進者(人の名前や団体名)が彫ってあります。

・いつ建てられたのか(何年前か)
・どんな時代だったのか
・誰が建てたのか
・何のために建てられたのか

当時の人々の気持ちを考えてみるのも面白いです。

※上の写真と、下の写真は別の灯籠です。
安政四丁巳年 八月吉日 と刻まれています。(安政4年は166年前 江戸時代)
夏休み自由研究|神社(お寺)の石調べ
現代では使われない漢字や、
知らない言葉が見つかるかもしれません。

【調べ方と調査方法】
・近くの神社を何件か回って比べてみる
・旅行先で調べてみる

◎お寺や神社の人、地域に昔から暮らしている人に取材する
「自由研究で調査しています!教えてください」と
質問してみてください。
きっと、喜んで教えてくれると思います。

◎図書館や歴史資料館、博物館などで資料を探す
・地域の風土記
・古い地図

◎詳しい人に聞いてみる
・博物館の館長さんや、学芸員さんなど
・地域の歴史研究会などを探してみる(郷土の歴史を調査している方など)
・インスタにもマニアックな資料があったりします

神社やお寺に関する内容が、書かれているかもしれません。

せっかくの自由研究の機会を
親子で楽しんでみては、いかがでしょうか
歴史調べの報告もお待ちしております!(N)

※斜めになっている石や、土台に隙間ができているもの、石が崩れているものは、危険な場合があります。石にもたれたり、登ったりせず安全に調査してください。2025.7追記

【忠魂碑 戦争の歴史を調べる】


【石灯籠の歴史を調べる】




【石で絵の具作り】



【磁石にくっつく石探し】


【石の加工もお手伝いします】






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