不動明王の石仏を製作しています。(製作過程その1はこちらから)
蓮華台、顔の彫刻に続いて身体・持物(剣と羂索)・火焔を彫刻していきます。

上の写真では顔以外はのっぺりと見えますが、仕上げる彫刻の姿を計算したベースを作っています。頭、首、肩、腕、胸、腹、足それぞれの位置関係が見えていて、しっかりと定まっているからこそ身体の面から衣や瓔珞などの厚みを足したベースを作ることができます。ベースが上手く作れていないと衣や飾りなどが身体に喰い込んでしまったり、部位がずれてしまったり、身体が痩せて力強さが無くなってしまったり、骨が曲がったり関節が外れたりと可笑しな像になってしまいます。(敢えて不恰好で面白味のある造形をする場合もあります。)石は足すことができない素材ですので、ベース作りはとても重要な工程です。

場合によっては身体の形状を変えることもあります。今回は脚を変えています。本当なら股関節やお腹は膝の位置からするともっと奥にあります。しかし、腹を奥にするということは、背面がさらに奥にさがってしまいます。奥にさがった本像は影の中に入ってしまい、火焔の後背も見難くなってしまいます。
肘は背景に埋もれることにはなりますがそれもひとつの表現として、脚に違和感が無いようにしつつ、火焔の美しさや像の力強さを出すようにねらいました。

剣と羂索は繊細な彫刻なので、他の部分を彫刻をしている時に道具が当たって欠けてしまうことがないよう最後に彫刻しました。

像の中で剣と羂索が一番手前にあります。

羂索は細い縄を束ねて掴んでいます。

正面から見ると剣も羂索も細く見えます。

しかし横から見ると背面と繋がっています。貫通させると折れてしまう可能性があるので強度を持たせる為につなげています。正面から見た時に、この厚みを感じさせないように彫刻します。

火炎は顔の左右で繋がっているように流れるようにしました。
炎の先が上に向かって伸びるようにしました。(指は大きさの比較の為に写しています。)

丸く渦を巻くような炎を下部に彫刻しています。

続いては台石の梵字彫刻(その3)をして完成です。 (N)
蓮華台、顔の彫刻に続いて身体・持物(剣と羂索)・火焔を彫刻していきます。

上の写真では顔以外はのっぺりと見えますが、仕上げる彫刻の姿を計算したベースを作っています。頭、首、肩、腕、胸、腹、足それぞれの位置関係が見えていて、しっかりと定まっているからこそ身体の面から衣や瓔珞などの厚みを足したベースを作ることができます。ベースが上手く作れていないと衣や飾りなどが身体に喰い込んでしまったり、部位がずれてしまったり、身体が痩せて力強さが無くなってしまったり、骨が曲がったり関節が外れたりと可笑しな像になってしまいます。(敢えて不恰好で面白味のある造形をする場合もあります。)石は足すことができない素材ですので、ベース作りはとても重要な工程です。

場合によっては身体の形状を変えることもあります。今回は脚を変えています。本当なら股関節やお腹は膝の位置からするともっと奥にあります。しかし、腹を奥にするということは、背面がさらに奥にさがってしまいます。奥にさがった本像は影の中に入ってしまい、火焔の後背も見難くなってしまいます。
肘は背景に埋もれることにはなりますがそれもひとつの表現として、脚に違和感が無いようにしつつ、火焔の美しさや像の力強さを出すようにねらいました。

剣と羂索は繊細な彫刻なので、他の部分を彫刻をしている時に道具が当たって欠けてしまうことがないよう最後に彫刻しました。

像の中で剣と羂索が一番手前にあります。

羂索は細い縄を束ねて掴んでいます。

正面から見ると剣も羂索も細く見えます。

しかし横から見ると背面と繋がっています。貫通させると折れてしまう可能性があるので強度を持たせる為につなげています。正面から見た時に、この厚みを感じさせないように彫刻します。

火炎は顔の左右で繋がっているように流れるようにしました。

炎の先が上に向かって伸びるようにしました。(指は大きさの比較の為に写しています。)

丸く渦を巻くような炎を下部に彫刻しています。

続いては台石の梵字彫刻(その3)をして完成です。 (N)


















