お庭に『水鉢か何か(お地蔵さんとかでもいいかも?)』がほしいとのご相談。
展示場を一緒に歩きながら、
お客様の好みやイメージを探していきます。

ご要望とは異なっていても、有名どころの水鉢もご紹介したりします。
龍安寺にある「吾れ唯足るを知る」と彫刻された知足の鉢
漢字を組み合わせて読ませる仕掛けも楽しいです。
意味合いも好まれます。
知足水鉢|つくばいの種類
詳しくは こちらの記事でご紹介しています。

多くの方は石屋さんに来るのは初めてです。
「こんなに種類があるとは思わなかったー」と
選択肢の多さに、何を見ていいのか、わからなくなります。

つくばい以外でも目に留まるものや、
気になる製品、石への感じ方など、
お客様の反応は、私たちにとって新鮮で楽しいです。

借景も楽しめるというご夫婦のお庭
ご夫婦のお話から、つくばいに植物やお花を飾って
楽しんでもらえそうな雰囲気が伝わってきました。

デザイン的な水鉢に花や植物を飾ると
植物の種類や配置、ボリュームが難しかったりします。

ラフに作った素朴なものの方が、
案外と植物との相性がいいことをお伝えしました。

「なんてことない水鉢」は、
自然に落ちてきた花なんかも美しさを際立たせてくれます。
つくばいの選び方|袈裟崩れ(小)
庭先にある花や葉を飾ると
植物の色が鮮やかに見え、石の無骨な質感もグッと際立ちます。
お互いを引き立て合ってくれます。

花や植物を浮かべて楽しむのなら、こんな水鉢も素敵です。
水鉢
石の粒が不揃いで少し風化しているような石肌です。
少し歪んでいるような形で、均等でないのがよかったりします。

水が溜まる部分をきれいにして、
水を入れるだけでも生き生きとしてくれます。

使い方をご紹介します。


水面の演出をご案内すると、
「お茶と同じですね」と教えてもらいました。
夏は、お抹茶が冷めやすく、涼しげなお皿に近い形のお茶碗
冬は、お抹茶が冷めにくい筒型に近い形のお茶碗に
おもてなしの心をくばるそうです。

石と水を組み合わせることで、水の質感やきらめく素材感を感じます。
静と動、石が静かにとどまっている重量感も感じられます。
石が濡れている姿は、自然の中にいる心地よさを感じます。

『清々しく気持ちがいい』
これは季節問わず感じます。
夏の涼やかな爽やかさ、渇きを潤す様
冬の寒い時期は、水の美しい清らかさが際立ちます。

気の乗らない日にこそ、植物を飾れば気分が良くなります。
つくばいに水を入れるだけで素敵です。(N)