岡崎市 老舗石屋㈱杉田石材店のブログ
石灯篭(とうろう)庭園・神社用など石製品の製造販売

【創業190余年の老舗石屋】国内最大級の在庫展示数 石灯篭(とうろう)水鉢など庭用石製品をはじめ、石製品全般取り扱っております。本格こだわりの手作り石灯篭(とうろう)をお探しの方は実際に見比べてください。工場では職人の制作風景もご覧いただけます。~心のかよう石づくり~をめざし見る人の心が豊かになるよう心を込めて造っております。これからも技術を絶え間なく積み重ねてまいります。当ブログでは石彫刻品 記念碑 石像 モニュメント等の製作過程や設置事例をはじめ石屋の日々をお伝えしております。

タグ:袈裟鉢

緑も石もしっとりしている季節、ぼんやりと外を眺める心地の良いゆったりとした時間は、温泉宿で何もせず窓から外を眺める感覚に似ています。
雨に濡れる袈裟鉢
雨の中灯籠を見ていると、いろいろなお客様のことを思い出します。
高桐院灯篭
20年以上前に高桐院灯篭をお買い上げいただいたお客様がご来店されたとき「庭の灯篭を見ないと一日が過ごせない。」とおっしゃっていました。朝昼晩とは言わないが最低でも朝晩は灯篭を見ないといけない、良い灯篭というのはそういうものだと思う、とお話しされていました。この言葉に嬉しさと同時に石を販売する責任を強く感じました。庭の灯篭は自分が亡くなった時には墓標にするつもりでいると、こっそり教えてくれました。高桐院灯篭の本歌は細川忠興とガラシャ夫人の墓標になっています。愛眼していたものをお墓にするのは、その人らしさが現れて素敵だなと思います。
久しぶりのご来店でも20年以上前に見た灯篭を記憶されています。弊社に展示している柚ノ木灯篭は、サイズ違いや石種違いがあり、複数の職人が製作したものがございます。その中でも『本みかげ石で作ったあの柚ノ木灯篭は売れてしまった?』など具体的な1基を尋ねられます。数年前にお庭に納めさせていただいた旨をお伝えすると、
柚ノ木灯篭 本御影石
「じゃあ、これはあるかな?」一枚の写真を見せてくれました。裏面には弊社先代の筆跡で灯篭の名前と価格が赤鉛筆で記入されています。赤鉛筆がなんとも先代らしく今と変わらない文字に嬉しくなります。こちらも購入を迷ったものだそうで写真を捨てずに持ってるんだよと。デジカメもまだまだ一般的ではなかった当時、ポラロイドで撮影されたものでした。
烏丸の塔|石塔
お帰りの際に、再びこの灯篭とお客様は一緒に記念撮影されました。
お庭の灯篭を眺めるとここへ来たことも思い出すそうで、お客様の思い出のひとつに私たちが加わっていることが嬉しいです。
雨に濡れる石灯篭|太秦
庭を眺めて一日が始まり、いつもと同じように、おかえりと出迎えてくれるお庭。暮らしの中で様々なことが起きても石は変わらずその場に有ります。その姿は心強く感じられたり、時に励まされているような、時に見守ってくれているような気持ちになります。(N)





以前、袈裟鉢をご購入いただいた庭師さんから
「お庭に一点石を置くことによって庭に重心ができる」
というお話をうかがいました。

作って数年経過したお庭へお勧めしてみるとのことで、
見せていただいたお庭は、コケや樹木などの植物で
構成された自然に包まれた素敵なお庭です。

このままでも十分素敵なお庭ですが、
中心部へ水鉢を置いた風景を想像すると
お庭に核ができたように、ガラリと雰囲気が変わりそうです。

自然の中だからこそ石の造形物が映え、
逆に植物は石造物によって、植物の色や風に揺れる葉が生き生きと引き立ちます。
袈裟鉢
日本庭園でイメージする庭石などは多くの場合、
石の半分以上が地中に埋まっています。

見える部分は、全体の一割程度という場合もあります。
だからといって見える部分だけをカットして
地面に置いてしまうと、不思議なことに石の力強さは
なくなってしまいます。

見えない地中にある部分からも
石が持つ力が発せられているように思います。

物言わず動かず、その場所に意思を持って有るように。
庭石伊予青石
天然資源である石との出会いは一期一会。
全く同じ石は手に入りません。
庭石土佐
迫力のある石、静かな力強さがある石、
個性のある石 素直な石、いろいろな石があります。伽藍石のような庭石
横に寝かせたり立てたり、角度を付けてみたりと
向きを変えるだけで見え方が変わります。
景石幡豆石
手を加えるとガラリと表情を変えます。
きれいでずっと触っていたくなるような石肌もあります。

玉状で採石される石は、切ってみないと中の状態はわからないので切るときは緊張します。だからこそ、きれいな表情の出たときには感動があります。
石材材料
これらは製品に加工するために選定した石です。
魅力を引き出し、良いものを作りたいです。(N)

雨に濡れた石肌はノミ仕上げの良さが際立ちます。
しっとりとした空気に包まれる雨の日は石がきれいに見えます。
つくばい 袈裟鉢 雨の日の庭
こちらの蹲は「袈裟鉢(けさばち)」といいます。
側面の彫刻がお坊さんの袈裟模様に似ていることから、こう呼ばれます。
京都大徳寺の中にあります高桐院に本歌のつくばいがあります。
加藤清正が細川三斎に贈ったとされています。
本歌のつくばいは、大きなもので地面より低くい場所にあり「おりつくばい」と呼ばれてます。
画像のものは弊社で製作した製品です。ご家庭のお庭に置いていただけるような直径45~60㎝程度を中心に製作しております。
袈裟鉢 蛭川石 高桐院おりつくばい
こちらは裾広がりに角度がつけてあります。

背の低いものもあります。直径1.5尺(45㎝)高さ1.0尺(30㎝)
袈裟鉢 つくばい
大きなものもあります。直径2.6尺(78㎝) 高さ2.6尺(78㎝)
袈裟鉢 おりつくばい

高桐院には有名な灯篭もありますが、こちらの蹲もお出かけの際は探してみてください。

弊社では、サイズもデザインも豊富にございます。
袈裟鉢 製品を詳しく見る

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