岡崎市 老舗石屋㈱杉田石材店のブログ
石灯篭(とうろう)庭園・神社用など石製品の製造販売

【創業190余年の老舗石屋】国内最大級の在庫展示数 石灯篭(とうろう)水鉢など庭用石製品をはじめ、石製品全般取り扱っております。本格こだわりの手作り石灯篭(とうろう)をお探しの方は実際に見比べてください。工場では職人の制作風景もご覧いただけます。~心のかよう石づくり~をめざし見る人の心が豊かになるよう心を込めて造っております。これからも技術を絶え間なく積み重ねてまいります。当ブログでは石彫刻品 記念碑 石像 モニュメント等の製作過程や設置事例をはじめ石屋の日々をお伝えしております。

タグ:道具

先日アメリカから子どもたちが工場見学に来てくれました。その時の様子をお伝えします。日本の子どもたちも見学にくると動画で記録していく姿が多くなってきました。鉛筆とノートを持ってという時代ではないのですね。
子ども石屋見学|愛知県岡崎市
市内の小学校とアメリカの小学校では毎年交互に児童を派遣して交流しています。前回の様子
この日に備えて、二年前の資料を見直しながら子どもたちに分かりやすく興味を持ってもらえるよう準備しました。

【好評だった石割体験】
割れた感動が大きくなるような大きめの石に矢を入れる穴をドリルであけます。
石割体験の準備
石割体験の準備穴あけ
穴に矢を入れて大きな石を割ってもらいます。
「石割りをやってみたい子?」
石割り体験石屋|愛知県岡崎市
みんなに順番に石頭で矢を叩いてもらいます。IMG_4255
小さな矢でも石は割れます
石屋で石割体験|愛知県岡崎市
でもなかなか割れてくれません。おかしいなぁと職人が叩くと、うっかり割れてしまいました。子どもたちに体験してもらうつもりが。。。子どもたちは笑ってくれましたがごめんね。
IMG_4249
石道具を並べ、使う道具によって完成した石肌の違いがあることを説明しました。また生活の中に石が様々な形で使用されていることを伝えました。実用的なテーブルや石積みの壁や橋石などの建築物も石で作られることがあります。石製のモニュメントはシンボルに使われたり、記念碑も多くあります。
石屋見学(アメリカ小学生)2019年
お庭に使われる石製品は日本独自のもので、意味がぴったりと当てはまる英語がないものもあります。
例えば、『つくばい』stone bowl  / water basinと訳しますが、茶道を理解してもらって、作法を伝え、使い方を説明する必要があります。しかし茶道に使わなくてもお庭に置くこともありますし。。。お庭の中で石と自然と調和させる美 言葉にすると説明が長くなってしまい難しくなってしまいます。子どもたちに分かりやすく海外で生活していた日本人の方が通訳をして子どもたちに説明してくれました。
石屋見学
アメリカの小学校には弊社で製作した石製のふくろうが飾ってあるそうです。同じものが陳列してある姿を見て感激してくれました。
石製ふくろうペア
岡崎の伝統産業である石製品は茶庭や神社仏閣など日本文化に大きく関わっています。石を通して日本に興味を持って交流が更に深まることがあったら楽しいです。

お庭の石灯篭を移動したいというご依頼をいただき、
大阪から京都へ灯篭を移設しました。
【移転前の野面灯篭】
石灯篭の移転工事(移転前)野面
移設工事にあたって教えていただいたこと
~既存の場所と移転先それぞれのお写真をお送りいただき、お話しさせていただくとスムーズです~
①お庭の住所(既存の場所と移転先)
②灯篭のお写真 サイズ 一番大きなパーツの縦横奥行
(重量を計算し、作業方法を検討します)
③道路と建物・お庭・灯篭のある場所の距離
位置関係など(作業が可能か検討します)
④移転先の設置場所の広さと状況
(植栽などがある場合、土を掘る際に木の根は切ることになります)
⑤設置の際にセメントを使用してもよいかの確認(地面の基礎に使います)
⑥既存の灯篭を移動した後にできる穴の埋め戻しが必要か
(穴埋め用の土を持参します)
※できれば電源を貸していただけるとありがたいです。

道路やお庭の通路幅・駐車場の広さや、距離、屋根やひさし、
段差など細かく教えていただきました。日程の調整をして作業にうかがいます。
灯篭の引き取り作業荷物
◆使用する道具や機械
重たい石を動かす場合、クレーン付きのトラックで吊り上げますが、
トラックの荷台に重みがないと吊り上げられない為、
ウエイトになる石(今回は1t分)荷台に載せて作業します。

クレーンが届かない場合には、
キャタピラー付小型運搬車「力丸」に石を載せて運び、三つ又で設置します。
キャタピラー付小型運搬車力丸くん
状況に応じて必要な道具や機械が異なる為、
お庭の状況などあらかじめ詳しくお伺いします。

現地へ行かないと分からないこと、灯篭を動かしてみないと
分からないこともある為、考えられる事態に備え道具を準備します。

設置後のお庭 ↓

アメリカの小学校の子どもたちが伝統工芸品である石灯篭を製作している弊社へ見学に来てくれました。ホームステイで日本に訪れている10~12歳の子どもたちと先生です。はじめに『岡崎の石の歴史』についてお話ししました。
伝統工芸の見学アメリカの子どもたち
その後、職人が石道具の説明や作り方をお話ししました。
アメリカの子どもたちに石道具の説明
続いて石を割る体験を子どもたちにしてもらいました。
45×45×90㎝の石を半分に割ってもらいます。石にセリ矢を入れて割ります。石頭(セットウ)という道具を使って矢を打ち込みます。石に3㎝位矢が入れば石は割れます。「力任せに叩くのではなく、道具の重さを利用して叩いてね」「5つ入れた矢を順番に叩くんだよ」と教えると「やってみたい!」と興味をもって挑戦してくれました。楽しそうに道具を持つ姿は、どこの国の子どもたちも変わらずかわいいです。
カン♪カン♪カン♪カン♪カン♪ひとつひとつ音の高さが違います。
石割る方法を体験 石屋の工場見学
10人位の子どもたちに挑戦してもらいましたが、割れる気配がありません。。。職人さんが少し手伝うと、叩く音が変わってきました。最後は子どもたちに叩いてもらい、無事に石が割れました。大きな石が割れる姿は迫力があります。割れる瞬間には歓声が上がりました。普段何気なくしている作業も子どもたちとやってみると、なんだかとても楽しい出来事になります。
石を割る方法
大きな石でも矢を入れるのは上側の数センチだけ。それだけで硬い石がパカリと割れるのは不思議です。このように石を割って灯篭を作っていきます。仕上げにはノミという道具を使って作ります。
小学生工場見学
実際にノミを使って仕上げた灯篭を触ってもらいました。
工場見学 石灯篭を作る石屋
展示している灯篭の見学もしてもらいました。アメリカの子どもたちの目にはどんな風に映ったのでしょう。
石屋の工場見学アメリカの小学生
地域の文化を見学体験してもらうことは、子どもたちにとっても、働く私たちにとっても貴重な体験です。





お湯に浸かっているもの
ショックハンマー樹脂交換ゴムお湯

石屋で使う道具に「ショックハンマー」というものがあります。
石を設置する際などに、石を叩いて水平を出す時に使う道具です。
ショックハンマー使用方法

直接石を叩いても石に傷が付きません。
ショックハンマー樹脂表面
長く使っていくうちにヒビが入ってきたので、割れてきた部品の取り替えします。
ショックハンマー割れた箇所
ショックハンマー樹脂取り外し
お湯に浸けて柔らかくなった樹脂製の部品を付け替えます。
ショックハンマー樹脂取り付け


↑このページのトップヘ